今年も新日鐵住金広畑に会いに来た。…一番会いたいひとは、もういないのだけど。
シティライト岡山は4年前のJABA岡山以来。まだ加治屋投手や藤井選手がいた頃。新日鐵住金広畑は昨年の日本選手権以来。だけど、あの時とは…随分スタメンが変わってしまって。勇退された選手のところにルーキーが入っているから…なあ…。
シティライト岡山の先発は森投手。流通科学大OBのルーキー。2回裏。物部選手が貫禄のヒットで出塁すると、犠打で進塁。永井選手がヒットで続いて一、三塁とするも、近畿大OBのルーキー谷村捕手が三ゴロで三塁走者挟殺。これはチャンスを潰したかなあ、と思ったけれど、ここで大阪体育大OBのルーキー木戸地選手が適時二塁打で先制。おおお。木戸地選手は大阪プロアマ交流戦で見ていて、ちょっと変わった苗字なので覚えていた。ちなみに二塁手だけれど、前の二塁手の背番号を引き継いだ形なんだよね…ちょっとしんみり。更に成美大OBのルーキー大場選手が適時打。二塁走者も本塁を狙ったけれど、ここはアウト。でも、2点先制。ちなみに大場選手、2年前に京滋一部の秋季リーグで見ていた。中軸打ってたから記憶にもあったよ。そしてこちらも、前の左翼手の背番号を引き継いだ形に…(更にしんみり)
新日鐵住金広畑の先発は京都産業大OBのルーキー尾嶋投手。2年前の明治神宮大会で見た投手。4回表。小竹選手がヒットで出塁。このヒットが凄い当たりでね。小竹選手は大学時代から話題にはなってた選手だけど、巨体でパワーヒッターな感じだけど、この当たりはシュアなバッティングにパワーが乗った感じ。で、続く近藤選手の犠打を、捕手が一塁へ悪送球…。これで無死一、三塁。ここでスクイズを空振りするものの三塁走者がすぐ戻り、その間に一塁走者が二盗して更に大ピンチ。その直後の右飛は、右翼手からレーザービームが返ってきて三塁走者が自重。まあ、右翼手の物部選手は肩もいいしね。が、白井捕手が今度は深い右飛を放ち、これが犠飛。1点返す。
が、5回裏。諸岡選手が四球で出塁すると、犠打で進塁し、物部選手が適時打。実はこの日の物部選手は2安打2四球の全打席出塁、四球の1つは投手も勝負を避けた感じ。相手に怖さを感じさせるバッターになったかもなあ。それでも森投手は6回まで登板し、この3点で抑えて、コーチ兼任の寺田投手がリリーフし、それ以上の追加点を防ぐ。
8回表。尾嶋投手は7回まで登板し、日本文理大OBのルーキー森投手にスイッチ。中島選手がヒットで出塁すると、犠打で進塁。小竹選手が四球で続くと、近藤選手が適時打。その後の打席で、小竹選手がランエンドヒットだったのか二塁を飛び出してしまい、中間地点でストップしてたら、捕手が何故か二塁へ送球。…え、それ、小竹選手が普通に三塁向かうよね…。そんな新日鐵住金広畑の凡ミスもありながらも、森投手はなんとか抑える。
9回表。代打・福岡大OBのルーキー坂口選手のヒットが出て、ピンチかと思ったのだけれど、実は9回表、捕手が島内捕手に代わっていた。8回裏に代打出されたからだけど、代打出したこと自体が8回表の表のアレかなあ、とか思ってしまったり(ぼそ)島内捕手、見事にストライク送球で坂口選手を盗塁刺殺。この助けも借りて、森投手が抑えて、新日鐵住金広畑が逃げ切り。
実はこの試合、スポーツニッポンと日刊スポーツで、尾嶋投手が褒められたり。尾嶋投手、皇子山にいいイメージもってたんだなあ。