日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

明治杯4日目@東京体育館(5/27記載)

最終日。一応フルで拝見したよ。一応。…途中でちょっと所用をしてたけど、試合は遠くから拝見してたよ(ぼそ)

4階級開催だし出場選手も少な目だし、で割と余裕のある観戦。
結果はこちら。
www.japan-wrestling.jp
以降、階級単位で。

女子53kg級(五輪階級)。
正直、メンバーを拝見して、誰が残るかさっぱり分からなかった。ちょっとエアポケットっぽい階級になってたのは否めない。
優勝したのは東洋大・岡田選手。東洋大レスリング部はちゃんとあるし、女性選手も毎年数人いらっしゃるのだが、決して強豪という扱いではない。日本レスリング協会の選手データベースでも、優勝は今までなかったという選手で。

女子59kg級(非五輪階級)。
流石に金城選手が結構ポイントとられて負ける、は、びっくりするよ…。
尾西選手がグイグイいってた。初戦は坂野選手が4ポイント投げをかまして、それを返して(4点投げの後ってある程度隙が出るしなあ…)のフォールだったので、勢いまでは感じてなかったというのもある。
もう片方の山は、徳原選手と永山選手のガチ勝負。永山選手が競り勝った。
決勝どうなるかなあ、と思っていたら、尾西選手が勢いで優勝しちゃったよ。うわー。
で、3位決定戦、金城選手はマットには現れたけど、棄権。
あれ、怪我でもしたかしら、と思ったら、前回の天皇杯優勝は金城選手だったのを失念していた。そりゃあプレーオフに備えるよ、坂野選手と試合して余計な体力削るわけにもいかんよね…。
実はプレーオフは明治杯の閉会宣言の後に開催されたので、その話は一番最後に。
ちなみに3位決定戦のもう片方では、徳原選手が相手の岡田選手を高々と持ち上げていて、あ、徳原選手だ…と思ったりした(え)

男子フリースタイル70kg級(非五輪階級)。
青柳選手はクリナップに入ったんだね(試合会場で気づいた)。前回の天皇杯からずっと、70kg級にいるのが少々勿体ない選手でもある。まあ、階級落として前回の地獄の65kg級に来いとも言わないけれど。体重落とすのはリスクでもあるしね。
三輪選手が、恐らく非五輪階級の世界選手権を狙いに行ったのか、70kg級に来ていて、青柳選手と2回戦で対戦しててどうかな、と思ったけれど、青柳選手が結構な圧勝をしてしまったのよね…。
結局そのまま優勝して世界選手権代表。ちょっと止まらなかったね。

男子グレコローマン63kg級(非五輪階級)。
鈴木絢大選手は前回の天皇杯に引き続き63kg級。鈴木絢大選手が五輪を狙うとすると60kg級なんだよね。天皇杯では60kg級は五輪代表決まっちゃってたから。
そうだなあ、対抗馬になるとしたら逆の山の田南部選手だったんだろうけど、田南部選手はフリースタイルに続きこちらでも棄権。故障だったんだろうね…。
逆の山であがってきたのは育英大・三谷選手。
この階級、実は育英大の選手がかなり多かった。1回戦3試合、全部育英大の選手が出てたし。男子監督の英才教育ですかね、1回戦ずっとセコンドにいらっしゃいましたけど(あ)その中でも三谷選手があがってきたのは、うん、そんな感じはした。
したけど…こちらも鈴木絢大選手が止まらなかったねえ…。テクニカルスペリオリティ2回にフォール1回、全部第1ピリオドで決めてた。
世界選手権代表に。個人的にも頑張って欲しい選手ではあるので、まずは世界選手権で優勝狙って欲しいなあ…。
余談だけど、鈴木絢大選手はレスター所属で、2回戦のもう片側が上述の青柳選手(クリナップ)と三輪選手(ALSOK)の試合で、社員応援×3で大分賑やかに。3日目は社員応援するチームがなくて(自衛隊はいつも思い思いに声をかけて、チーム的な応援をしない。あれはあれで嫌いじゃないが)大人しかったけど、賑やかに応援するのもたまにはいいよね。広い東京体育館だし。


合間に五輪代表の壮行会セレモニーをしていた(写真はセレモニー退場後のメディア用?写真撮影)。
こういう時に代表で喋るの、高谷大地選手になるんだなあ、と思ったりした。
あと、セレモニーの前の入場後に、二人で両腕でハートマーク作ろうとしてた尾崎選手と鏡選手が可愛かった。写真撮りたかった(お)
皆様ご武運を。




さて、最後の女子59kg級、世界選手権代表決定プレーオフ
尾西選手が最初からバリバリ攻めてて、第1ピリオドでスコア6-0。第1ピリオドだけ見たら、このまま尾西選手が行きそうに思えた。
が、第2ピリオドからの金城選手の執念の追い上げ。尾西選手が流石に連戦で疲れてきている可能性もあるけど、それにしてもだ。
で、最後10秒ぐらいで、金城選手がテイクダウンをとって6-6、ビッグポイントは互角、ラストポイントが金城選手だったのでこのまま終了すると金城選手が勝利。
そこで尾西選手がラッシュ、金城選手を場外押し出し、1ポイントを狙う。
終了のブザーと、金城選手が場外に出されたのが重なった。
金城選手側のチャレンジがかかり、時間を確認したら…ぎりぎり、終了時間の方が押し出しより早かった。
6-6、ラストポイントルールで金城選手が勝利。
…いやあ…最後の最後に凄い試合。
金城選手、本当に強いなあ…。なんだろう、この方。
www.nikkansports.com
そして、それで「伸びしろ見つかった」って仰るんですよ…。うわあ…。
あ、尾西選手も全然弱くないし、最後の最後まで攻めたのは素晴らしいと思う。今回は非五輪階級だけど(前回天皇杯は55kg級で出ようとして、棄権してたのか)五輪階級に殴り込みかけてもいいよね。まだ、大学1年なんだし。…1年…(末恐ろしいことに気づいた)