日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

明治杯3日目@東京体育館(5/26記載)


今回は伺えました。昨年の東京体育館での開催は伺えなかったので。
勝手知ってる体育館なので、近所で購入して持ち込んだり。甘いけど美味しいよモンマスティー

3日目だけれど、この日は別用(それは別ブログで書いてる)があり、13時半ぐらいまでしか拝見できないのが決まっていた。
準決勝ぐらいまでは拝見できますかね、という感じで。

今年の五輪代表はとっくに決まっていて、実は五輪前の明治杯ってあまり何もかかってないことが多いのだが、今回は非五輪階級の世界選手権の代表がかかっている。
前回の天皇杯で非五輪階級で優勝している選手が今回同階級で優勝すると、代表が決まる。そうでない場合はプレーオフ
…それがかかっているのが分かっていて、「敢えて」五輪階級を選んでいる選手もいらっしゃるように見受けられるが。
あ、今大会は全階級1日で決着がつくし、プレーオフも同日にやるよ。

結果はこちら。
www.japan-wrestling.jp
以降、階級単位で。

女子55kg級(非五輪階級)。
前回天皇杯優勝の清岡もえ選手が初戦敗退する波乱。ただ、勝ったのが高校生の内田選手でも、あんまり驚きはないけどね。女子は高校生でも結構勝てたりするので。しかもJOCエリートアカデミーの選手だしね。
この階級は準決勝拝見できなかったんだが、内田選手は準決勝で敗退したものの、三位決定戦で勝って3位に。
優勝したのは村山選手。旧姓奥野。こちらも優勝してもおかしくないお名前である。2回戦はちらっと拝見したら完勝してたしなあ…。あ、御結婚もおめでとうございますですよ。
で、プレーオフは清岡もえ選手が村山選手に勝って世界選手権代表と。
試合消化数がちょっと違うとはいえ…いやでも、試合も僅差だったんだよなあ…。

女子62kg級(五輪階級)。
源平選手が高校生の竹元選手に敗退したのだけど、結局竹元選手は決勝まで行ったのか…。試合は全部僅差だったんだけどねえ。弱い相手じゃないはずだよ。
ただ、優勝した稲垣選手がかなり鬼な勝ち方してたけど。全試合、2分かからずテクニカルスペリオリティですか…。

男子フリースタイル61kg級(非五輪階級)。
小野選手が61kg級に来たか。前回の天皇杯、65kg級で準優勝と、ある意味65kg級を新時代に突入させた立役者の一人(もう一人は優勝者で65kg級五輪代表になった、清岡幸太郎選手)。それまでの主戦場は61kg級だったので、元の階級に戻ったというか、非五輪階級の世界選手権を狙いにいった、という感じか。
準決勝は辛勝に。相手の日体大・西内選手、今年4月のJOC杯(U20のジュニア大会)で小野選手と優勝を争って2位になった選手なので、まあここはね。ちなみに、西内選手は57kg級から階級あげてきた選手。
西内選手は2回戦で(前回天皇杯で57kg級で同じ3位に入った)長谷川敏裕選手を倒してあがってきていて、まあなかなかごつい対戦だった。
実はもう一方の山で、前回の天皇杯の61kg級優勝者・田南部選手が欠場したので、小野選手がいる山の方がきつくないか…?となったりはした。
決勝は小野選手が勝ち、田南部選手が欠場した関係でプレーオフが行われず、そのまま世界選手権代表に。

男子フリースタイル65kg級(五輪階級)。
五輪階級の割には結構選手が集まったな、という印象。
あ、日本レスリング協会の結果が1点間違ってて、1回戦の荻野選手と上村選手の試合は、荻野選手が勝ってるので念のため(でないとその後の整合性がつかない)。
結構接戦が続いた気がするのだけれど、ちょっと面白かったのは育英大・菅野選手かな。スタンドで後ろに回って、このまま潰してテイクダウンとれば2点入るな、という体勢だったのに、なかなか潰せず、そこからくるっと回してぶん投げてた。…そっちの方が難しくない…?(真顔)まだ大学1年生みたいなので、これからどうなるのかなあ、と。
あ、優勝は秋山選手。御名前は存じ上げているので大会で何度か拝見している。…ああ、そうだ、九州共立大という、(野球では存じ上げてるけれど)あまりレスリングでは聞かない大学の出身で(いないことはないけど、どうしても西の方はね…)だから記憶があったんだな。今は自衛隊所属。

男子フリースタイル86kg級(五輪階級)。
五輪階級ということもあり、出場選手が少なくて予選リーグ戦と決勝トーナメントが行われる、という形式になったが、いきなり白井達也選手vs高橋夢大選手、というバッチバチの対戦が組まれていたとか。
なお、そのまま決勝の組み合わせになったという…。
この日は白井達也選手の動きが相当良さそうに見受けられて、2戦とも白井達也選手が勝って(とはいえ辛勝ではあったけれど)優勝。

男子グレコローマン55kg級(非五輪階級)。
前回天皇杯優勝者の岡本選手が初戦で敗退。こっちもか…。
とはいえ、日本文理大(こちらも「(野球では存じ上げてるが)いないことはないけどなかなか聞かない」大学だなあ)・二宮選手にポイント取り合った末に敗退したのだが、二宮選手も3位に入ってるのよね。
準決勝が物凄く接戦で、正直動きが少な目だった。決勝もそんな感じだったのかなあ。
優勝したのは日体大・大楠選手なのだけど、プレーオフで岡本選手が圧勝して世界選手権の代表ゲット。

男子グレコローマン67kg級(五輪階級)。
自衛隊の選手多めだなあ、と思っていたけど、決勝も自衛隊同士になったのか。
この階級、前回の天皇杯で個人的に変にツボに入った二俣選手がいたのだけど、初戦で、準優勝だった北条選手との試合があまりに早く終わってしまった感に。…なんかねえ…まともに行きすぎて綺麗に投げられた感じだったよ…ある意味面白かったけど…。
なお、敗者復活戦や3位決定戦では持ち前の投げ技が出て、3位に入った様子。気になったので日本レスリング協会の動画で確認したんだけど、スタンドから急に4点投げとかしてくるのがらしいというか。
優勝したのは矢部選手。成國選手との準決勝は接戦になって面白かった。成國選手もこの日はかなり相手をボコボコにしていたんだが(敗退した試合以外は全部テクニカルスペリオリティで3位)。

男子グレコローマン130kg級(五輪階級)。
ずっと97kg級で戦ってきていた奈良選手が階級をあげてきた。
実力者の奥村選手が棄権していた、というのもあるのだけど、拝見していて、普通に実力が抜けている感。テクニカルスペリオリティかフォール勝ちしかないもの。