日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

天皇杯4日目

前日が席がない状態だったので、Huluで見ることにした。画質綺麗。マット単位で映すのでカメラワークも何もない…割には、結構ここを映すべき!と思ったら映す気概がある感じ。日本のHuluは日テレ系の動画配信サービスなので、それも関係しているのか。とりあえず今回は初回登録なので無料。ライブ放送をこれからもしてくれるのであれば、その時だげ月額1000円ちょっと払えばいいのかな、という感じ。いかんせん、書き手はドラマや映画やアニメは基本見ないので、ずっと入っておく必要性がないんだよね…。スポーツは生配信以外はやらないみたいだし。
とりあえず最後の前提知識置き。
morina0321.hatenablog.com
最終日なので前日の敗者復活戦&3位決定戦&決勝のみ。そして棄権者多数(遠い目)まあなあ…代表選考方法的に、心が折れる選手も多いだろうし、激戦多かったから怪我もあったかもしれないし、五輪狙える階級多くて減量無理している選手もいそうだし…。結果は日本レスリング協会サイトより。

  • 女子50kg級(パターン4)。有力選手の敗者復活戦&3位決定戦棄権者が多い中、しっかり出場してきた登坂選手を本当に褒めたい。周囲の圧が誰よりも強かった選手だろうしね…。決勝は…パッシブからのアクティブタイム得点なし2点vsパッシブからのアクティブタイム得点なし1点…微妙な…。何かの技で点数が入ってくれればなあ…実力が均衡してそうそう得点できないのは理解してるけど…。というわけで須崎選手が優勝。入江三姉妹は結局優勝できなかったなあ…。
  • 女子68kg級(パターン3)。森川選手が優勝。僅差だけど技で点が入った。これで土性選手とのプレーオフかあ。土性選手が3位決定戦を棄権したのは、その先を見据えてだったのかもしれない。元々、万全じゃないのかもなあ…。
  • 男子フリースタイル57kg級(パターン4)。決勝、前半は樋口選手がぐいぐい。が、後半に高橋侑希選手がラッシュ!後半のラッシュは、樋口選手がインタビューで答えていた通り、減量の影響で動きが鈍ったのかもしれない。でも、ちゃんとラスト30秒、樋口選手は逃げている感じじゃなかった。もう、本当に両者を讃えたい。勝者は一人しかいないし、負けた選手には何の慰めにもならないけど。マカロン断った(スポーツ報知より)とか、10年分野菜食べた(日刊スポーツより)とか、そんな笑い話交じりのニュースしかないのが残念過ぎるほどに。
  • 男子フリースタイル65kg級(パターン3)。3位決定戦がこの日一番激闘だったのはこの階級かも。棄権者ゼロで有力選手ガチ勝負。嶋江選手も鴨居選手も、社会人選手としての意地を学生に見せた3位だった。決勝…は…ごめん、とりあえず中村倫也選手が、前日までふさふさしてたのに、この試合で髪がない衝撃が強すぎて…(おい)衝撃を受けながらも、もし減量関係でのことだったらどうしよう、とは思ったんだけど、朝の計量時はちゃんとあったそうなので、気合の丸刈りの方だった様子(日刊スポーツより)。それだけ、中村倫也選手がこの試合にかけてたのもあるんだろうな。それでも乙黒拓斗選手に、特に後半に押されてしまった感じではあったが。というわけで、乙黒拓斗選手は五輪代表内定。まさか3階級あるうち、この階級しか決まらないとは思わなかったけれど。
  • 男子フリースタイル74kg級(パターン3)。3位決定戦、三輪選手vs保坂選手はなかなかの激闘。三輪選手が僅差で3位に。さて、決勝は「兄弟が天皇杯優勝者」という兄弟選手対決、そして自衛隊同門対決。同門で、高谷大地選手が粘っこく押してくる選手というのは分かり切っていたのか、乙黒圭祐選手が押してくる高谷大地選手をその状態から投げる、というのをかなり見せていた。乙黒圭祐選手のこんな動きを見たのは決勝だけだった記憶があるので、もしかしたら対高谷大地選手用の技だったんだろうか…。高谷大地選手も最後までしぶとく頑張っていたけれど、乙黒圭祐選手が大差で勝利に。これで乙黒圭祐選手と奥井眞生選手の五輪代表プレーオフが決まった。…そういえばプレーオフ自衛隊同門対決なのも、決勝の試合前に決まってたのね。
  • 男子グレコローマン67kg級(パターン4)。川瀬選手が棄権なのは少々残念だった。そして井ノ口選手、3位決定戦に上がれず敗退って…。なんか、動きに精彩欠いてたような気はしたけど、井ノ口選手って急に技出せるから、油断はできない…はずなんだけどね…。決勝はここのところの明治杯&天皇杯で、全く顔合わせが一緒。日体大でも警視庁でも同級生、手の内なんて分かり過ぎてる2選手。でも、優勝できるのはただ一人で。勝敗が決まって、お互いの健闘を讃えて抱擁をして。個人的には下山田培選手は好きな選手だが、負けちゃったものはしょうがない、高橋昭五選手は頑張って五輪出場権とってこい!である。そして試合終了後、Huluが気を利かせて、マット隅で丸くうつ伏せになって大泣きする下山田培選手を映してくれたりするのだ。そんなシーンはレスリングでは当たり前なので、ここまで悔しがるのはやっぱり五輪かかるからだよね、と眺めていた。…むしろ、そこから表彰台に上がるのに、涙止まらないのをなんとか無理やり止めて、3位の遠藤選手(そういえばこの時の遠藤選手応援隊、参加してたよなあ)を讃えて、でもって最後に笑顔で1位2位肩組んでさ(日本レスリング協会サイトより)。他の階級の表彰式の写真と比較できるけど、明らかに異質だよなあ、ここだけ…。いやまあ、以前もそういうのあったし、性格的には不思議ではないのだけれど…現地行かなくて良かったよ。この一連の行動で現地で涙腺が崩壊するところだったよ…。
  • 男子グレコローマン77kg級(パターン4)。屋比久翔平選手がテクニカルフォールはしないで優勝だったんだけど、それでも櫻庭功大選手の攻撃が通じないなあ、という感じではあったなあ。屋比久翔平選手は櫻庭功大選手に一度負けているので、決して油断はしなかったとは思うけど。
  • Huluでは見なかったのだが、今年の天皇杯は文田選手だった。…まあ、天皇杯は年間MVPみたいな位置づけなので、間違ってはいないのだが。天皇杯の大会自体は出場しないで天皇杯受賞という、ちょっと聞くと、んん?となってしまったり。出場する意味は勿論ないんだけども。