日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

天皇杯の話をする前に

今回の天皇杯は五輪代表が絡むのだが、その辺を頭に入れて各階級の感想を書くので、前提知識。選考基準は日本レスリング協会サイトより。。これが2019/12/19時点での状況。

パターン1

そもそも五輪で開催されない階級(非五輪階級)
男子フリースタイル:61、70、79、92
男子グレコローマン:55、63、72、82
女子:55、59、65、72

パターン2

これまでの結果で五輪代表が内定済みの階級
男子フリースタイル:なし
男子グレコローマン:60(文田選手)
女子:53(向田選手)、57(川井梨紗子選手)、63(川井友香子選手)、76(皆川選手)

パターン3

日本の五輪出場枠はあるが、五輪代表が決まっていない。ただし、2019年世界選手権5位に入った選手が優位で、その選手が天皇杯で優勝すると五輪代表が内定。が、その選手が優勝できなかった場合、今回の天皇杯優勝者とプレーオフを実施。
男子フリースタイル:65(世界選手権5位は乙黒拓斗選手)、74(世界選手権5位は奥井選手)
男子グレコローマン:なし
女子:68(世界選手権5位は土性選手)

パターン4

日本の五輪出場枠が2019年12月時点でない。
天皇杯優勝者がアジアオリンピック予選及び世界オリンピック予選大会に出場。五輪出場枠を取得したらそのまま代表決定。
ただし優勝者が出場できない(怪我等)場合、天皇杯2位の選手が出場。もし天皇杯2位の選手が出場して五輪出場枠を取得した場合、優勝者と2位の選手のプレーオフを改めて実施し、プレーオフで勝った方が内定。
男子グレコローマン:67、77、87、97、130
男子フリースタイル:57、86、97、125
女子:50



パターン1・2は置いといて。
3は世界選手権5位以外の選手はとにかく優勝するしかない、世界選手権5位の選手は優勝できなくてもワンチャンあり。
4は優勝すればその先が開ける、2位の選手はもう殆ど見込みがないけど針の穴一つぐらいの万が一。要は、天皇杯決勝までは絶対条件。
なので、パターン3・4はとても厳しい五輪代表争いに挑んでいると思って頂ければ。
…個人的には、「それでも」パターン1・2に出ている選手の心情が気になるところだけれど。