日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

明治杯3日目in駒沢体育館

先に昨日の後日譚。やっぱり何かやってた模様(レスリングの情報は東スポが一番いいよね(え))。しかし、減量計画はもう少しちゃんとやりたいね…。しんどいだろうよ…。
さて、本日は見に行っていたよ。結果は日本レスリング協会サイト参照。更に健闘選手の声と、優勝選手の声も参照文献。というわけで1階級ずつ感想。

  • 女子57kg級。準決勝の坂上選手と南條選手の壮絶な試合。最後の最後で坂上選手が2点とってラストポイント勝利だったんだよね。そのまま坂上選手が優勝して世界選手権代表内定。
  • 女子62kg級。川井友香子選手、準決勝以降は割と苦戦してた感。決勝は伊藤友莉香選手が強いから分からなくはないけど。しかし、今回の結果に記載されている内容だと分かりづらいけど、前回の天皇杯の女子59kg級の優勝が川井友香子選手で、女子62kg級の優勝が川井梨紗子選手。今回の明治杯の女子62kg級の優勝者が川井友香子選手で、川井梨紗子選手は女子59kg級に出場。だから川井梨紗子選手が優勝したら、プレーオフなしで姉妹で代表(階級は後で決める)なので。…ややこしいことしてるね、川井姉妹。
  • 女子68kg級。関選手が準決勝で森川選手に勝っておおおおお。そして決勝は渡利選手となかなかの壮絶な試合。パッシブからのアクティブタイムで1点ずつ取り合って、これでラストポイントでの決着は嫌だなあ、と思っていたら、渡利選手がなんとか場外押し出して1点(2点つくかと思った)。この階級は土性選手が前回の天皇杯優勝だけれど、土性選手が怪我で秋までの大会の参加が無理なので、今回の明治杯の優勝者が世界選手権代表=渡利選手が代表決定。ところで、日刊スポーツさん、その名前だと女優さんです。これは酷い。
  • 男子フリースタイル74kg級。シード1の藤波選手は怪我で棄権(サンケイスポーツより)。70kg級から階級を上げてきた中村百次郎選手は初戦敗退…これは仕方ないんだよね、環境変わっちゃったし…。同じく70kg級から階級を上げてきた多胡島選手、所詮は現役早大生の梅林選手=自分の後輩と、だったのだが。どうも動きがおかしい。なんか、後輩のスパーリングに付き合ってる感じ。結局、梅林選手には勝ったのだが、次戦シード2の保坂選手との対戦で、マットには上がったものの、その場で棄権を申告。そうか、肩だったんだね…。しかもこれは結構きつそう。シード3の奥井選手は三輪選手に敗退。なかなかの波乱の中、決勝は保坂選手と三輪選手の戦いに。なお、実は保坂選手も準決勝は吉田隆起選手と大熱戦だった。決勝、勢い的には三輪選手かな、とも思われたのだが、保坂選手が一日の長を見せて圧勝。これで保坂選手は藤波選手とのプレーオフ決定。
  • 男子フリースタイル97kg級。シード1の山口選手が準決勝で敗れる…のは波乱じゃないなあ、と。シード4とはいえ赤熊選手だったし。で、シード2の園田選手も、シード3の二ノ宮選手がマットに上がったけれど負傷棄権を申告した(1日2回、その場申告があるのも珍しいかも)ので、体力には余裕があったのだが。この日の赤熊選手はとにかくガンガンいってて。タックル決まりまくって決勝は圧勝に。ここまで差がつくとは。赤熊選手だけに熊タックルとでも命名したくなる(え)赤熊選手は山口選手とのプレーオフ決定。
  • 男子グレコローマン77kg級。屋比久選手は初戦がやや苦戦、というか…櫻庭選手が善戦、だろうな、あれは。一方、阪部選手は準決勝で実は最初は泉選手が優勢だったんだが、逆転の投げからのフォール一発で阪部選手が逆転勝利。お見事。お互い苦労したけれど、決勝はかなりの僅差、しかもお互い出血して頭に包帯巻きながらで、屋比久選手がなんとか押し切って、世界選手権代表内定。
  • 男子グレコローマン55kg級。小川選手がなんというか、投げるところが見えないぐらいの速度なのを凄いバンバン繰り出してて。とにかく強い勝ち方をしていて、これは…と思ったのだが、田野倉選手はその上をいってた、という。勿論、田野倉選手もそこまで普通に強い勝ち方してきたんだけどね。秒殺テクニカルフォールとか。…なので優勝選手の声でぽかんとしてるよ。直前まで全然動けなかった、だと?で、田野倉選手と組んで分かるのは、小川選手、ちょっとひとと組み方が違うのかな、と。田野倉選手がなかなか組ませてもらえなかった。だからテクニカルフォールまではいかなかった。ただ…パッシブでパーテールポジションになってしまうのは、田野倉選手相手には致命傷だなあ。見事に4点投げ喰らってた。1回しか喰らわなかった、なのかもしれないけど。田野倉選手が世界選手権代表内定。あ、そうそう、やっぱりあの車椅子は弟さんだったんだね…。マットの横で観戦していらした。
  • 男子グレコローマン67kg級。高橋昭五選手は初戦が少し苦戦。ただ、あれは宇井選手が強かったのだと思う。そして高橋昭五選手と川瀬選手の準決勝は流石にいい試合。実は終盤までは川瀬選手がリードだったのだが、パッシブでパーテールポジションで投げられた時に、脚を使って防御してしまったようで、再度パーテールポジションになったのが一番痛かった。そこはもしかしたら、まだフリースタイルの癖、なのかもしれない。なお、健闘選手の声にあった松本慎吾監督からのアドバイスは、実は丁度マット横でやってて目撃していたりする。ええ、その後、日体大グレコローマンコーチの松本隆太郎氏まで参加してて、羨ましいと思ったとか(おい)閑話休題。下山田選手は…スコアを見てお分かりの通り、毎回1失点ずつしている。パッシブをとられてパーテールポジションになっている。…なっているのだが、1失点ということはつまり、パーテールポジションからの失点がゼロ。それどころか、初戦と準決勝は、相手が持ち上げたところまでいってるのに、空中で体勢が逆転して押し倒したり、投げ返したり。…パーテールポジションって相当不利な体勢なんだけど、なんで下山田選手はそれで逆転してるの…。何この勝ち方…。流石に高橋昭五選手相手のパーテールポジションは、しれっと立つだけで終了させてたけど。いやそれも高等技術だよ!グラウンドレスリングは本当に強いねえ…。リフトからの投げは相変わらず美しかった。満足。下山田選手が世界選手権代表内定。