日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

絶望感を与える「リリーフ」

「ぶれいどきゃっちゃー」様のブログで気になり、コメントも書き込ませて頂きましたが、これは流石に自分のブログで書いた方がいいよね、という話。要はポエム(あ)
そもそも、「絶望感を与える「リリーフ」」という存在が、社会人野球では難しいなあ、と思う。絶望感を与えるぐらいの投手を、敢えてリリーフに回せるほど余力のあるチームは、一部の強豪だけではないだろうか。それに、リリーフを投入するタイミングは、本当に難しいから。
今年橋戸賞をうっかり頂いてしまった(おい)日本生命・藤井投手は、都市対抗に限っては、ロングリリーフで橋戸賞を頂いてしまったので、お題の件としては、もしかしたらこの先そうなるかもしれない、とは思う。思うが、元々藤井投手は先発を競っていて、最終的には(リリーフ適正はあったにしろ)先発からリリーフに弾き出された投手だ。日本生命の先発が固まったからこそあった話。
さて、その藤井投手を、一時期リリーフというかクローザーに固定しようか、という時期があった。2013年のこと。「グランドスラム」辺りで明言されてたと思う。それが頓挫したのは、JABA京都で大やらかしがあったからだ。アレがあったから、今年の都市対抗は夢だったんじゃないかと振り返ったりするのだが(待)
この話、ここまで前振りである。ここからが本題。
その大やらかしの後、7回から登板した相手の投手の投球が本当に素晴らしくて…実は「クローザーになるなら、こういうひとにならなければならない」と、本当に強く思ったのだ。
こちらの投手とも長い付き合いになる。大学の時に見てからブランクがあって、久々に出会った「復帰登板」で、相手のJFE東日本・須田投手に負けない投球を1イニングながら見せたひと。あのJR東日本相手にロングリリーフで得点を許さなかったひと。
ただ、この2試合とも、敗戦試合。いくらリリーフとして君臨しても、先発が失点してしまってはどうにもならない。だから、先発になることも多い。本来はリリーフで使いたくても、チーム事情が許さない。ただ、先発だとその力が翳る様な気がしてならない。熱投派だからなのか、入社早々にあった2年以上のブランクのせいなのかは、先発での試合を間近に見ていないから、わからない。都市対抗近畿地区予選が見に行きづらい日程だからなあ…。
チーム事情を考えると、ある程度の先発が揃う、のは難しいのかもしれない。でも、先発がある程度固まって、このひとがリリーフとして不動になったら…絶望感を与える「リリーフ」姿を見られるのではないか、ここ数年、そう思っているのだ、新日鐵住金広畑・深水投手には。
日本選手権、楽しみにしているよ。3年前と同じ相手に、絶望感を与えるられるか、どうか。