日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

都市対抗12日目・決勝・大阪ガスvs日本生命

この日凄く頑張って、試合開始前に着いたよ!お陰で、ソフトボール上野選手を生で見られたー!(そこかよ)体格が普通にその辺の選手と負けてない!(それ褒め言葉なの?)球はやーい!
スタメンを見て吹いた。大阪ガス、伊藤選手を指名打者にしてきた。前日の影響が…。それまでの指名打者は藤原選手だったんだけど、藤原選手を中堅手に入れて(お陰で大谷選手が弾き出されたが(遠い目))の布陣。三塁手には加嶋選手を入れて、一塁手スタメンは主将の小倉選手。
さて。日本生命の先発は佐川投手。2回裏。すっかりお目覚めの伊藤選手がヒットで出塁すると、犠打で進塁。二死から小倉選手のヒットで一、三塁になって、ここで新日鐵住金広畑から補強の物部選手、佐川投手が上に外したボールを引っ叩いて、これが上手く二塁手横を抜けて適時打に。こ、こんなのありかー、と思わず苦笑いの先制点。
更に5回裏。加嶋選手が右翼手の頭を越え、ついでに右翼手がボール手につかずにまごまごしていて三塁打に。ここで青柳選手が適時二塁打。このピンチは、佐川投手に交代した藤井貴之投手が抑える。そしてこの辺から自分の記憶が怪しい(あ)。
で、6回裏。土井選手がソロ一発がっつん。マウンドで、藤井貴之投手ががっくりしているのが見えた。直後に、藤原選手が右翼ファウルライン際に落とす二塁打。流石にトヨタ自動車戦に続く「二度」はないかな、と思っていたけれど、ここはちゃんと抑えた。とはいえ、3点差。これは大阪ガスのペースだよな、と。
ところが、7回表。大阪ガス先発は酒居投手。ここまでいいペースで抑えてた。走者出してもびくともしない感じ。だったのに。高橋選手の流石のヒット、廣本選手の死球、更にワイルドピッチの後、山本真也選手にも死球。え?あれ?報道では身体がいうこときかなくなった、というけれど。まあ、ルーキーで疲労も蓄積していて、だっただろうね。それでも一死とった後、パナソニックから補強の近藤大亮投手にスイッチ。が、なんとここで岩下選手に押し出し死球。うわー。更に古川捕手が中犠飛、これで1点差。盛り上げるなあ。でも、土井選手の本塁打が最後まで効いちゃうのかなあ、と。
それを吹き飛ばしたのが8回表。途中代打から出場していたパナソニックからの補強・松元選手が、相手のバッテリーもパナソニックという状況で(あ)、先輩風を吹かせてというわけではないだろうけど、四球をもぎ取る。一死で走者が入れ替わった後、高橋選手。東京ドームの最奥フェンス直撃の同点適時三塁打…!…これ、流石に総毛立った。ここで出すか…!怖い人だ…。しかもこれ、大会でずっと外野やってなかった藤原選手のところに飛んで、藤原選手もフェンスぶつかって倒れてるんだもの。これ、前日の失策から続いてるミスになってる…。で、一死三塁なので更なる得点のチャンスだったんだが、近藤大亮投手、次いでリレーした緒方投手が抑える。正直、緒方投手のここでのリリーフは怖かったよ。このタイミングでリリーフするの、難しいのだから。
ところがこの緒方投手、若干攻められながらも抑えていく。そして藤井貴之投手も、3日前のデジャプのように抑えていって、延長戦に。
10回裏。峰下選手が内野安打(と言っても抜けてもおかしくない打球を、二塁手の岩下選手がなんとか抑えてた)で出塁すると、足立捕手がなんと犠打。伊藤選手の打撃がのっているのを分かっていたので、ここは敬遠。が、土井選手には死球で一死満塁。このまずいところで、途中の守備から出場の今塩屋選手の当たりは大きい!…左翼ポール…ぎりぎりファール!これで大阪ガスの応援団、フライングでグラウンドに物を投げ込んでしまい、試合中断お片づけ。
個人的に、野球の神様は何もしてくれず、ただ面白がって気紛れに事を起こす女神様だと思っているのだが(え)、この中断、女神様が藤井貴之投手に命題を与えているのかな、と思った。この中断で落ち着けるのか、どうか。
その命題の答え、藤井貴之投手はちゃんと正解に辿り着けたのだ。空振り三振と遊ゴロで、ピンチを脱する。
13回裏。小倉選手が無死から二塁打で出塁。ここで物部選手かあ、まあ物部選手にやられるなら本望…って代打出されてるし!(あ)うん、まあ、藤井貴之投手に替わってから打てなかったしね。代打しょうがないけどね。ただ、ここまで頑張ってきた補強選手を下げたのが、ん?と。大阪ガスも焦っていたのだろうか。結局代打の茂山選手は三振で、その後進塁打と敬遠(青柳選手との勝負を避けたかったのはわかるが、ちゃんと立って敬遠しようよ…暴投怖いよ…)で峰下選手と勝負し、ここも切り抜ける!ここだったかな、峰下選手、中飛で二塁手前で止まって、守備交代でそのまま二塁手つくってこともあったんだろうけど、しゃがんだ姿勢で、暫くそのまま動けなかったんだよね…。大阪ガスにもとてもプレッシャーになっている。裏の攻撃なのだから、1点とればいいのに。
そして14回。13回に22時を越えたので、もう鳴り物なし。大阪ガスは緒方投手から中谷投手に交代、更に13回表のピンチで猿渡投手を出していた。表の攻撃。古川捕手がヒットで出塁し、犠打の後、途中代打から一塁守備についたパナソニックから補強の福原選手が四球出塁で一、二塁。ここで原田選手が左前ヒット!が、古川捕手は本塁突入も、アウト。日本生命も焦ってるなあ、気持ちはわかるけど、ここ、クリーンアップだよ?と思っていたら、高橋選手が四球を選ぶ(というか猿渡投手が勝負に出なかった可能性もあるけど)。で、ここで廣本選手。…打球は左翼手前!当たり的には前に落ちるだろう、と思われた。だが、左翼手の土井選手はこれを捕球しようと前のめり!…そして目の前で落ちたボールを処理できず、後ろへ。…土井選手も、1点止まりならまだなんとかなる、と思っていれば、こんな勝負はしなかったかもしれない。そもそも、裏の攻撃で、土井選手に打席が回ってくる打順だっただけに、自分で打つから大丈夫、と思っていたら、こんな勝負はしなかったのかもしれない。日本生命に2点。が、直後の微妙なところに落ちそうな当たりを、代打の関係でこの回から一塁守備に入っていた近藤竜二選手がダイビング捕球!まだ、わからない、そんな気持ちにするプレー。日本生命応援団側からも拍手が。
14回裏。打順としても三番から。わからなかった。だけど、足立捕手の三遊間を抜けそうな当たりを、ここで山本真也選手が遊ゴロに仕留めた。2点が1アウトごとに、重さを増していったのかも。最後は藤井貴之投手が割と微妙な当たりを軽やかにさばいて、一塁へ送球。
そして、赤い人たちが、マウンドに飛び込んできた。その瞬間は「ぶれいどきゃっちゃー」様が素敵な写真を撮影してくれていた。最後の写真超萌えですハァハァ←
日本生命、優勝おめでとう。大阪ガスも凄い試合をした。悔しいだろうけど、胸を張って堂々として、いいんだ。社会人野球で5時間にも届きそうな試合なんて、なかなかないのだ。最大の国内大会で、それを闘った2チームは、とても素晴らしかった。そして個人で称えられた皆様にも、大きく拍手。
優勝投手で橋戸賞のひとは、インタビューで興奮状態で叫んでいた人は…今年は投球中に帽子を落とさなくなったひとは、外野付近の応援に挨拶に行ったとき、たった一度だけ、帽子を落としていた。
何故かそれを印象に残しつつ、なつまつりは、終わった。

選手の皆様、関係者の皆様、応援団の皆様、ファンの皆様、本当にお疲れ様でした。