日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

3日続けてこんな話題

自分もそんなにネットをガンガン調べる人間ではないので、「一昨日のや前日のを考えている人ってそんなにいないのかな」とか思っていたのだが。
いらっしゃいましたな。しかも節丸アナウンサー。…できれば前日の結論が出る前に、この言葉を聞きたかった気もするし、そしてもしかしたら「選手会に少々甘い」かも。
で、もっと近い意見で、私よりもちゃんと書いている人がいらっしゃった。スポーツナビでブログを書いていらっしゃる、中日ファンの方だった。まずは東京ドームの件。そしてもう1つ、選手会への意見。前者はまるっと同意見。後者は…実は選手会がどう動いたかが正確にわからない(字数制限のあるマスコミが全部出せるとも思っていない)ので、ここまで断定はできない。ただ、これらのことをちゃんと考えての結論だったのか、単にファンの「開幕延期」「節電のために東京ドーム絶対ダメ」な声だけに応えた動きだったのか、気になっている。野球の1ファンとして(プロアマ問わず)東京ドームを使用したことがある人間としても、「東京ドームを綺麗に使わせてくれた人」や「東京ドームでお弁当や酒を売ってくれた人」を思って、彼らの生活のことを心配する心情はあるのだが*1、当然選手は「グラウンドを使わせてくれている」人の生活を懸念してくれている…と信じたい。
ところで、同じブログの中で開幕問題の記述について一言。ヤクルト宮本選手の発言、確か各球団での節電策が出る前のものだったと思う。個人的には、なんの配慮もしないで試合やるよ、であればやはり「思い上がり」だと思ったので、この発言を聞いた時は同意した。ただ、節電策を出した後に政府に「ノー」を言われたのは、企業努力したけどダメ、と思うのでどうよ、と思う。そしてコメントの方に書かれている、古田氏のブログ(エントリは恐らくこれ)へのコメント、古田氏の現役時代からのファンとしては非常に遺憾ながら、同意見だ。「広い野球業界の膨大な数の従事者への言及がなされなかった」ことに、がっかりした。そういうことは分かっていらっしゃる方だと思っていたのに…。
ところで本日、この時事通信社の記事を見た時、おぞけが走った。選手会は、一政治家のイメージアップ戦略に、いいように使われた。そう思ったから。選手会に属する選手が、一人でもそう思う人がいるかは知らない。でもそんな考えもあることに気づいてもいいんじゃないかと思う。
本日見た、もう一つ気になる記事。毎日新聞に載っていた節電記事。私はこの記事、電力の「万KW」を、東京ドームの試合数で換算した。全世帯がエアコンの温度を1度下げるだけで、東京ドーム10試合。計画停電をしなくても、全世帯がほんのちょっと節電するだけで、4月に開催される予定だった東京ドーム巨人戦の試合*2分、しかも節電しない電力で賄えるらしい。勿論、節電しなきゃいけないことは節電するのはそうだけれど、東京ドーム1試合分の電力では、本当にささやかな節電にしかならない。その電力の下で、下手すると億単位の経済活動(1球団の利益じゃない、多数の色々なものが組み合わせれている経済活動)が行われている。節電と経済活動のバランスを考えて…本当に今の状況で良かったのだろうか。そこまで考えての世論であり、民意なのだろうか。余談だが、オリックス公式twitterの中の人と同じく、私もYahoo!の電気供給量チェックは好きなのだが、それは万kw単位で表示されていて、しかも左の1桁まで、細かい表示はない。東京ドームの電力はその1桁分。時々、何かやりきれないものを感じることがある。
あ、一応自分の立場を書いた方がいいかな。このブログでスポーツ以外の私事はあまり書かないようにしていたけれど。自宅は東電内計画停電エリア、勤務先は主に23区。アミューズメント関係の業種でも東京ドームの関係者でも読売グループでもないけれど、電気がないと仕事が成り立たない、いわゆるSE。業務上、停電で業務が止まらないよう自家発電機能を備えている会社で仕事はしているが、電気が切実に仕事に関わる。だから、「節電したいから業務一か月停止」とか、政府が言い出す可能性は万に一つはないことはないよね?前例作っちゃったし。と危機感は持っている人。

*1:一昨日の記述はこういう心情的なものでなくて、「一企業が政府に営業妨害される」ことへの疑問ではあったけれど

*2:巨人に限れば9試合、他チームの試合もあったと記憶しているが