日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

好きなチームへの今シーズン総括、というより寄せるナニカ(※他人から見ると気持ち悪いので閲覧注意)

警視庁フォートファイターズの「新生Vリーグ」が終わった。


最初に新生の第一報を聞いた時は、参加すら危ぶまれたのだが、ちゃんと参加して終われた。
だって、チーム法人化とか言われたら、真っ先に無理じゃんこのチーム。勿論全体移籍も可能かもしれないけど、中の選手の失職リスクありでとても言えるか。そもそも全体移籍して参加したら、それはもう別のチームだろうし。まあ、Vリーグに参加できなくて6人制全総なりに参加します、であれば、たぶんそっちについていっただろうけど。要は、彼らのバレーボールが観られる場所なら、Vリーグでもそれ以外でも個人的には構わないのだ。選手スタッフは微妙だろうけど。


一気にぶちまけて閑話休題


今季は、変革した年だった。
ずっとそういう年が来ることを覚悟していたので、とうとうか、と。正直、変革する前がこんなに長くなった方が予想外だ。
変革した。選手が変わった。前のひとが偉大過ぎた。チームが変わらざるを得ない。
前の「堅い」チームが、プレーとしても好きだった。
今季は?

実際、守りのチームなのは変わらなかったのかもしれない。ブロックとディグ。チームトータルでディフェンスは結構頑張ってるのではないか。よりはっきり気づいたのは、偉大なひとが抜けてから、かも。それで粘り切って、なんだかんだで勝ち星を重ねたのが今季の結果。正直なところ、こんなに勝てるとも思ってはいなかった。



大黒柱は、上から数えた方が速い年齢になって、今季もしかしたら、凄く苦しかったかもしれない。
それでも最終戦近くになって、苦しい状況を打破する強烈なジャンプサーブを叩き込んでいた姿。

相変わらずなんというか、どこかタルそうな(失礼)姿勢をして、運動量は一番多く、コートを縦横無尽に駆け回ってる。相手のスパイクをコート外で待ち構えて上げるようになったのは、先人の教えなのか。
1つ出られない試合があって、基本的にはアップゾーンでじゃれながらも、試合状況が不利な時にベンチの傍で、コートを見つめながら微動だにせず一人佇んでいた。

昨季の活躍した若手を押しのけて出てきた、それより少し年長の中堅。元々の出番でも結構元気な選手なのかな?と思ってたら、今季その元気さを予想を遥かに超える全開っぷりで、駆け回ったサウスポー。
もしかしたら真っ直ぐすぎる、かも。それはそれで、とても眩しい。

押しのけられた方も、ずっとくさらない姿だった。出番がなくても、コートの中にいた時よりも印象的に声を出して、後輩を励ましてる姿。
コートで明らかに元気を出すタイプではないけれど、冷静に状況を見極めてこなしていくのは、それはそれで恰好いいのだ。

長丁場もあって、ベストメンバーが揃わない時。誰かが調子を落とした時。そうでなくても、ピンチサーバーやレシーバーも、いつも穏やかな笑顔で対応してくれる、監督やコーチよりも年上の「元監督」で、大ベテラン様。高校時代から知ってるけど(ぼそ)
若い頃からの業師ぶりはいまだ健在。アタックラインより前にクロススパイクを決められる方。
助けてくれてありがとうございました。

一時期、スタメンオポジットで頑張っていた時期もある。今はピンチサーバー。出番は多くない。でも、いつも笑顔。ピンチサーバーとしての仕事も結構頑張ってくれる。
今季一度、アタックシーンを見た記憶がある。ちょっと嬉しかった。

昨季から健在の明るさ。どちらかというとちゃらけてそうに見えるけれど、結構熱いんじゃないかな。負けず嫌いでもあるのかな。
サウスポーと二人でコートをぶっ飛んでるのは、純粋に楽しい。
キレのあるクイックがとても良い感じなので、もっともっと、コートで踊り狂え。

対角の熱いひとと比較したら、地味かもしれない。でも、クイックのキレはそれ以上で。出身高校を見て、それを納得してしまったりもする。影の仕事人。
不意打ちのレセプションも綺麗にこなせるの、感心している。

二人に比べたら、クイックは得意でないかもしれない。けれど、二人が調子が落ちたら出番。長身と堅い身体を生かす鉄壁ブロック。
大人しいけれど主将なのも忘れてないよ。

そんなに練習量が多いチームじゃない。それが一番如実に出るポジションを、今季はほぼ託された。
上手くいかなくて下を向くことも、沢山あるかもしれない。まだアタッカーに、そして先輩に支えられているかもしれないけれど、奮闘ぶりは評価したい。本職だけじゃなくて、ブロックやディグも結構できる。できることからこつこつと。

元々のポジションを若手に任せて。危ない時は本職の出番もあるけれど、それよりはピンチサーバーで、お得意のイケイケジャンプサーブ攻撃。
ところでまだ、その低身長でも凄く飛べますか。打てますか。実はもう一度見たいんだ。

偉大な前任者に任されたポジション。前任者のようにできるなんて、思ってない。でも、それでも、懸命に役目を全うしようとしていた。拍手を送りたいレシーブも沢山あった。
アタックラインぎりぎりからジャンプトスを決めてくれるの、前任者にはない、君の長所だ。

ピンチサーバーとしての出番も殆どなかった選手が幾人か。でも、チームの雑用も全部頑張ってくれて、ありがとう。

個人的に、身近で見てきた時間が長い方。今季からチームに「復帰」なんだが、チームから離れていた時もよくお見かけしている。
役職よりも目立ってしまっているキャラクターだが、試合前のレシーブ練習の打ち手、超本気で打ち込んでくる。
キャラ以上に熱いの、ずっと見ていたから、存じ上げている。
ホームゲームでとてもお忙しそうにしている姿を垣間見ている。ありがとうございます。

在籍は結構長いように記憶している。プレーヤーとしてはなかなか出番がなかったことも。でも、ずっとチームに携わって頂いて、とうとうボスになられて。
あまり主張されない方だけれど、競技に愛があればこそ。
紹介時に、うざいコーチに持ち上げられそうになるのを嫌がって逃げる姿も、また一興。というか本当にうざくてすみません(謎の謝罪)



今季、関東にチームが多くてホームゲーム開催が増えたこともあり、機会が多かったのもある。けれど、自分が思った以上に、お付き合いをしたシーズンだった。
一番好きだった選手がチームを離れて、もうだいぶ経っている。それでも好きなチームとして、お付き合いさせて頂いた。
好きなチームに所属している選手を盲目的に好きになるのは、個人的に避けているのだけれど、それでも今季関わるひとたちがとても「愛いひとたち」になった。

来季がどんな風に変わるかなんて、このチームだから、正直分からない。

だから、今季を、とても大切なものとしたい。

今はただ、みんな、おつかれさま。
そして本職大変だろうしちょっと心配でもあるのだけれど、恙無く任務を全うされてください。


追伸。
ホームゲーム、あんなに頑張れるなんて、本当に思っていなかった。称えたい。一番そういうのが縁遠くておかしくないチームだし、今までそんなに力入れてなかったのに。
関東のホームゲームで一番イベント上手かったんじゃないだろうか…。