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スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

千葉大学一部秋季・敬愛大vs千葉経済大in長生の森公園野球場(記載日:10/3)

敬愛大と千葉経済大。…今季はどちらも勝ち点が0(遠い目)。つまり、入替戦回避のための大事な大決戦。なお、1戦目は千葉経済大が延長戦即タイブレークで11回に勝ったらしい。
さて。この2チーム、3年前に見た時はおとなしいイメージだった。確か千葉経済大もそんなに部員数はいなかったし。が、今回、どっちも部員口ラッパ完備…!一人盛り上がる(え)そしてそれ以上に、千葉経済大のベンチ入りメンバーがとても元気。見るからに巨漢(パンフだと180cm100kg!)の齋藤司選手が凄く声を出している。なかなか興味深い対戦になった。
1回表。敬愛大の先発は山田投手。が、渡辺選手が四球で出塁すると、犠打を挟み、川村選手も四球出塁。遊併崩れで一、三塁となった後、清水選手が適時遊撃内野安打(深いところで追いついたので、一塁送球が間に合わなかった)。更に串崎選手がポテン気味の中前適時二塁打!これで山田投手がノックアウト、鎌田投手が登板。…鎌田投手、敬愛大野球部twitterで確認すると、なんと前日の先発だったりする…。1戦目にどこまで登板したかはわからないけれど(ロースコアだったから結構長く投げているのでは…)、いきなり連投とは…。それでもちゃんと抑える。
千葉経済大の先発は橋詰投手。大きいなあと思ったら190cm。ちなみにスタメン捕手の齊藤智徳捕手が165cmで、更に控え捕手の大山選手が163cmとかで、遠近法が物凄いことになっていたり。が、1回裏。三島選手が四球で出塁すると、犠打で進塁し、更に三盗。更に前野選手が四球で続き、二盗。…橋詰投手、ちょっと球が遅めなんだよね。だからか、盗塁はしやすそうかな、と。ここで井桁(いげた)選手が左犠飛。1点返す。
3回表。この回、何故か千葉経済大の口ラッパ隊がずっとジンギスカン。しかも「追加点、いっただっきまーす!」という明るい掛け声からのジンギスカン。これをBGMに、川村選手が二塁内野安打(一塁手の前で打球がイレギュラーして頭上を越え、すぐ後ろを守っていた二塁手が捕球したものの、セーフという)で出塁。続く齋藤司選手が、右翼手の頭上をライナーで越える二塁打。ここで清水選手が左犠飛。千葉経済大が1点追加。ちなみに、千葉経済大は走者が出ると合いの手と「えぶぃばーでぃー!」*1が入る。そしてその後「追加点、いっただっきまーす!」が入ってジンギスカンエンドレス。…楽しそうだねえ…。
直後の3回裏。敬愛大口ラッパ隊がジンギスカンと「えぶぃばーでぃー!」をパクる。流石だ。それをBGMに、田原選手がヒットで出塁すると、三島選手の打球を遊撃手がファンブルでオールセーフ。犠打で進塁すると、前野選手が中犠飛で1点、二塁走者も三塁へ。ここでなんとワイルドピッチ。一者生還で同点、振り出しに。ちなみに敬愛大はジンギスカンを早々にやめて、途中のチャンスで「さーいきましょー」をやり始めたのだが、途中で「犠牲フライ、エビフライ」とか言い出してて、くだらなさにほんわかしてたら(え)後で千葉経済大の口ラッパがエビフライパクってた(え)いやあ…いいですなあ…(生温い目)
さて、この、正直内容的にはぐだぐだっぽい試合。中盤から落ち着く。敬愛大は鎌田投手が落ち着いて投球している、というのがあるのだろうけれど、千葉経済大も4回裏から木村投手が登板。1年生左腕なんだが、春季から登板しているようで、勝敗はともかく防御率もまずまず。目下の投球内容もまずまず。そして、淡々と進んでいく試合。
展開が動いたのは、7回表。千葉経済大がまたもやジンギスカンエンドレス開始。そして途中で「親方親方親方親方!」実は一番打者の渡辺選手(4年生)がずっと「親方」呼ばわりだったりする。見た目は普通体型なので、相撲関係から来てはいなさそうだが、何が由来なのかは…正直聞くのが怖いので真実は闇のままにしておきたい(あ)それはともかく、ジンギスカンと親方コールの中、その渡辺投手の打球が大きく上がり、右翼スタンドイン。…ここで出るのか、勝ち越しソロ…!千葉経済大部員、大騒ぎ。そりゃそうだ。
更に9回表。この回もジンギスカンスタート。主将の荒井祐人選手がヒットで出塁すると、「親方、バント、いっただっきまーす!」の掛け声からの渡辺選手の犠打で進塁。更にワイルドピッチで三塁まで進塁すると、川村選手の打球は平凡そうな二ゴロ…が、二塁手の前で大きく跳ねるイレギュラー!これが適時打となり、1点追加。…おいおい、ジンギスカン、魔曲になってないか…?ただ、この球場、内野が土のせいかイレギュラーは結構多い。それでもここで出るのか、という…。その後、齋藤司選手が二塁打で続いて大チャンスだったのだが、千葉経済大部員ラッパ隊がジンギスカンをやめ、応援疲れたーって感じで座る→からの急に号令かかって「アゲアゲホイホイ!」とやる応援に変わってしまったためか、点数入らず。そしてその応援、変に疲れないか君たち…。
敬愛大もこのままではいられないと、9回裏。紺野選手のヒットと、田原選手の頭部死球(避けようとしてしゃがんだら頭にヒット…)で二死とはいえ一、二塁。ここで三島選手がヒット!左翼手前に落ちて、これは一者生還はあるかな、と思ったら。左翼手からの返球がどんぴしゃバックホーム。本塁アウトでゲームセット。なんという…。しかも左翼手、「親方」渡辺選手だったりするわけで。本当にこの日ヒーローだったなあ…。
千葉経済大はこれで勝ち点1ゲット。勝ち点をとったのが2013年春季以来、つまりは書き手が見に行ったこの試合で、次の日も勝って勝ち点をとった時以来(尤も、千葉経済大は2014年春から2015年春まで2部だったのもあるけれど)。この時の先発完投勝利の佐藤投手は現きらやか銀行ですな。

*1:勿論everybody、だが発音的にこんな感じ