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スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

水戸市長旗東日本軟式野球選手権・山形県(公徳会佐藤病院)vs開催地(日本原子力研究開発機構原子力科学研究所)inノーブルホームスタジアム水戸(11/10記載)

まさかの一か月後にノーブルホームスタジアム水戸再訪。
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が。実はノーブルホームスタジアム水戸は、公共交通機関で移動すると、結構大変。最寄りバス停が市民球場前で、これが水戸駅赤塚駅から出ているのだが、本数が少ない。1時間に1本、下手すると1時間半空く。今回、観たい試合が10時50分開始予定で、それに上手く繋がりそうなバスがなかった。で、どうしたかというと、2番目に近くて本数もそこそこ(20分~30分ぐらいに1本)ある桜川西団地バス停から、20分ほど歩く。(車用だけど)案内看板もあって意外と分かりやすく、途中にコンビニもあり、この日は少し歩いても丁度いいぐらいの陽気だったので、特に苦労はなかった。夏は遠慮したいけどね…。
水戸市長旗は毎年この時期に開催されている。軟式の一般(要は社会人)トップクラス(Aクラス)の大会では天皇賜杯の次に大きな大会。水戸市長杯は東日本大会で、西日本大会は同時期に別である。ちなみに東海と北信越は東日本に含まれている模様。毎年行きたいなあとは思っていたが、日程が11月上旬。毎年社会人野球日本選手権とド被りで、なかなか足を運べなかった。
さて。水戸市長杯は得点表示や放送がチーム名ではなく、出場都道府県名or茨城県の第一代表以外は「開催地」記載。なので以降もこのまま記載する。「日本原子力研究開発機構原子力科学研究所」って長いんだもの…。ちなみにこのチーム、2015年~2017年には天皇賜杯も出ている、茨城県の強豪チームの一つ。
山形県の先発は後藤投手。…背番号的にも、一カ月前の大会で先発していた後藤孝幸投手のはずだが、得点版の記載は「後藤」だったのが気になりつつ。このチーム、もう一人後藤姓の選手が在籍していて、一カ月前は「後藤孝」記載だったので。2回表。佐藤選手が二塁打で出塁すると、勝村選手が三塁線へバント。これが当たりが鈍く、バントヒットに。これで一、三塁。
さて、このピンチで、山形県はこんな守備体形。

ここで荒川選手の当たりは投手目の前で、三塁走者は三本間で挟殺。ただし走者は二、三塁に。
そして山形県の守備体形がこうなった。

なるほど、さっきは走者が一塁で遊撃手が二塁のフォローしなければいけなくて定位置だったんだね。思い切りのいい守備だよなあ。
で、ここで打席は瀧投手。この超前進守備の横を抜く三ゴロ。これで一者生還し、開催地が1点先制。
次に試合が動いたのは6回表。後藤孝幸投手が3回表にも左翼手のフライ落球(左失)と勝村選手のヒットがあって降板し、後続をスイッチした丹野投手が抑えたのだが、5回裏に丹野投手に代打が出た関係で、この回から高橋広志投手が登板。一死後、安選手がヒット。というか、左翼と遊撃の間に飛んで、左翼手が捕球できなかったような…。ともあれヒットで出塁し、すかさず二盗。進塁打で三塁へ進むと、佐藤選手が適時二塁打。更に勝村選手がヒット(この日3本目!)で続いたけれど、これで二塁走者が本塁を狙って、アウト。これは流石に無謀な感じではあったが…まあ、軟式野球の得点チャンスってそうはないので、狙うかな、とは。ともあれ、開催地が1点追加。この後、高橋広志投手は8回まで投げ切り、その後は無失点。9回は高橋蓮斗投手が登板し、死球と四球2つで満塁としつつも抑えて無失点。味方の反撃を待つ。
さて。開催地の先発は瀧投手だった。そんなに球は速くなさそうな右腕なのだが、山形県はなかなか当たりが出ず。平選手がヒットと、樋口選手が2安打、という。打順的にも離れていて得点にならない…。四死球もなしだった。なお、手元にある国体のミニプログラムと国体の結果を見ていたのだが、瀧投手、茨城国体で準優勝した茨城県常陽銀行*1に助っ人で入ってる瀧投手の様子*2。全試合リリーフしてた…。ついでにこの日打つ方で活躍していた佐藤選手も、国体で助っ人してたっぽいな。
閑話休題。代打が出たので瀧投手は6回まで登板で、7回からはスタメン二塁手だった瀬谷選手がマウンドへ。7回は四球を出したものの、ここまで当たっていた樋口選手を遊併。8回は代打長内選手が遊撃強襲内野安打と市野捕手のヒット、谷口選手の四球で満塁となったが、ここで平選手が遊併…。9回裏に古澤選手と樋口選手のヒットが出たのだが、結局そこもなんとか瀬谷選手が切り抜け、完封リレーで開催地が勝利。後半は山形県も攻めてたけどなあ。ホームが遠かった。
開催地はその後、2回戦で東京都の強豪・キャプティに当たり、完封で敗退。

*1:今回の水戸市長旗の優勝チーム

*2:国体は選抜チームと銘打たなくても、助っ人的に別チームの選手が参加することはある。選手が該当都道府県の登録に抵触しなければOK。