関東学院大と横浜商科大から勝ち点を落とし、ちょっと不調な勝ち点1の桐蔭横浜大。一方、関東学院大に連敗したけど横浜国立大と横浜商科大から勝ち点ゲットしていて勝ち点2の神奈川工科大。…横浜商科大が正直よくわからないのだが(あ)
このカードは前日、桐蔭横浜大が勝っている。で、実は。神奈川工科大・長嶋選手が通算100安打を、前日の内野安打で決めている(神奈川新聞の有料記事だが貼り付け)。
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神奈川工科大の先発は浅野投手。ああ、ようやく先発来たのか…。1回裏。瀬戸選手が四球で出塁すると、道上選手がヒット、エンドランで一、三塁。ところが、道上選手がここで盗塁死。二塁到達前に二塁に送球が届き、その後一、二塁間で挟殺。三塁の瀬戸選手も本塁を伺っていたけれど、ちょっと隙がなくて動けず。これは神奈川工科大が上手くできたプレー。が、続く大神田選手の当たりはとても大きく…ポールぎりぎり。で、一塁塁審はファウルのジェスチャー、大神田選手は「なんで!?」となってる。ここで球審が一塁塁審のファウル判定を取り消して、本塁打のジェスチャーに。…うーん。別に本塁打なのは構わないんだけど、このジャッジは…どうなんだろうね…。一塁塁審も見る時間は十分にあったと思うんだけど、それを他審判が取り消しちゃうのはどうなんだろう(神奈川工科大の監督も抗議してた)。ちょっともやっと。個人的にも、気に入ってる選手の本塁打にミソついちゃうのは不本意なのよ。で、山ノ井選手の打球を遊撃手が悪送球(遠い目)した後、渡部選手もまた大きな当たり!今回は三塁塁審の判定も覆らずにファール(苦笑)だったけれど、その後四球。で、ワイルドピッチでそれぞれ進塁した後、霜田選手が2点適時打。この回、桐蔭横浜大が4点先制。
桐蔭横浜大の先発は関野投手。3回表。長嶋選手が四球で出塁すると、牧野選手がランエンドヒット敢行して成功、一、三塁*1。ここで大塚選手が適時打。神奈川工科大が1点返す。
が、直後の3回裏。先程微妙な本塁打となった大神田選手が、またもや左翼に大きな当たり、というかこれは打った瞬間それと分かる、方向もポールから離れて文句なしのソロ一発…!「これなら文句ないだろ」とでも主張するようなお見事な一発。いやあ、これは惚れる(おい)桐蔭横浜大が再び4点のリードに。ただ、この後、渡部選手が中堅フェンス直撃の二塁打を放ったものの、それは点数にならず。
ところが、4回表。鳥居選手と角田捕手が連続ヒットで一、三塁。関野投手はここで降板。渡邊投手にスイッチ。ところが、嶋田選手が四球で満塁とすると、長嶋選手が2点適時二塁打。なおも二、三塁で、一ゴロで一、三塁と状況が変わった後、大塚選手が適時打。更に、早坂選手がここで左翼を越える二塁打…!…あれ?なんか様子がおかしい…守備陣がベンチに帰ってくる…?実は。早坂選手の打球で二者生還、のように見えたのだが。三塁走者の長嶋選手は生還が認められたのだが、一塁走者の大塚選手が三塁ベースを踏み忘れ(遠い目)というわけで、早坂選手の記録は適時二塁打、となった模様。な、なんだかなあ。とはいえ、この適時二塁打は同点適時打、で。…4点のリードがいきなり同点になった…。渡邊投手が調子が悪かった、というのもあるんだろうけど、渡邊投手って左腕で、神奈川工科大のスタメンは水落選手以外右打者なんだよね…。しかも打線は好調だし。どうだったんだろうね。桐蔭横浜大もリリーフが潤沢ではないのだろうけど。
ところが直後の4回裏。杉山選手が二塁内野安打で出塁すると、瀬戸選手がヒットで続いて、道上選手がストレート四球を選んで吠え(!)、一死満塁に。ここで、ここまで2本塁打の大神田選手…は遊飛で凌いだものの、山ノ井選手がストレート四球で押し出し。これで桐蔭横浜大が勝ち越し。この回で浅野投手は降板したのだが、最後に大神田選手を抑えたことで、少し調子が上向くといいのだけれど。
5回表。この回から桐蔭横浜大は泉投手が登板。が、いきなり坂田選手が死球。で、犠打で進塁後、鳥居選手が適時二塁打で6-6の同点に。なんという殴り合い…。
→後日追記。この時の泉投手って、Mature Cupで先発してた泉投手だ!
morina0321.hatenablog.com
更に6回表。長嶋選手がヒット、牧野選手が死球で一、二塁。一死後、泉投手から登坂投手にスイッチ。が、ここで、早坂選手が勝ち越し適時打。ちょっと本塁狙うのはリスキーかな、という当たりだったけれど、長嶋選手がヘッスラを見せてもぎとる。おお…。とうとう神奈川工科大が勝ち越し。
が、ここから試合が膠着。神奈川工科大は5回に渡邉玲磨投手が登板し、1イニングを死球1つで切り抜け、6回から古堀投手が登板。6回裏に道上選手の左翼フェンス直撃二塁打と四球2つでピンチとなったものの、切り抜けた後はその後は問題なく*2。8回裏に瀬戸選手に死球を与えたけれど、盗塁死で問題なく。一方、桐蔭横浜大は登坂投手が続投。7回表の角田捕手の二塁打以外は完璧に抑える。実は5回終了時に試合が2時間越えていたのだが、その後は試合が早めに進んでいく。
さて、9回裏。古堀投手は続投、ロングリリーフの4イニング目。山ノ井選手の打球は一二塁間を抜けそうな打球、でもこれは一塁手が反応よく捕球…したけど捕球しきれず。一失出塁となったが、ちょっと失策をつけるには可哀相かなあ。一死後(渡部選手を見逃し三振にきってとったのはお見事)、霜田選手がヒットで続く。で、ここで代打戸口選手が進塁打で二死二、三塁。実は戸口選手、スタメンの手島捕手から途中交代していた大貫捕手の代打。もう2捕手を交代してきた辺り、桐蔭横浜大も必死で全力で。ここで杉山選手に代打山田翔斗捕手。一つ、ちょっとスタンドインが微妙だったファウルを、三塁手の鳥居選手が追ってそのままベンチイン。丁度そのベンチインが見えたのだが…顔面からモロにコンクリ床に倒れてたけど大丈夫なの…。心配したけれど、鳥居選手は何事もなかったように立ち上がって守備に戻る。集中して痛みに気づかないのかもしれない。いや本当に試合後も何もないことを祈る…。どちらも必死のその場面、山田翔斗捕手の打球は…右翼手の頭上を越えて、フェンス直撃。
神奈川工科大は、打球を追わなければいけない右翼手の早坂選手も、誰もその場を動けなかったように思う。
代打サヨナラフェンス直撃2点適時打。
まるで優勝したかのように大喜びの桐蔭横浜大と、マウンドで崩れる古堀選手を覚えている。
個人的には9回裏、非常に楽しんでいた。桐蔭横浜大がタダで終わるわけないし、こうでなくては、とも。神奈川工科大とは縁があるので逃げ切ってもらいたいけれど、ここで負けたら仕方ない、そんな腹の括り方で眺めていた。
桐蔭横浜大はこれで連勝で勝ち点2。神奈川工科大は勝ち点2のまま。残りカードはそれぞれ1。…実は2チームとも、優勝はなくなっている(優勝が残っているのは関東学院大と横浜商科大のみ)。ただ、2位=横浜市長杯出場は不透明。最後まで、全力で。
なお、横浜国立大が勝ち点なしで残り1カード=勝ち点とっても1なので、桐蔭横浜大と神奈川工科大は入替戦回避。入替戦の可能性は、横浜国立大と、現在勝ち点1で残り2カードの神奈川大のみ。