日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

神奈川大学秋季一部・桐蔭横浜大vs神奈川工科大inサーティーフォー相模原球場

9/18は台風で雨天、と聞いていたので、事前に予定を入れていた。そうしたら晴れた。そして神奈川一部も日曜順延で月曜試合あり。とはいえ、3試合で9時開始だからなかなか行けないかな、と思って、スケジュールを見たら、桐蔭横浜大vs神奈川工科大が第3試合。事前の予定を前倒しに時間変更し、第3試合だけ見に行くことに。この日の天候だとたぶん3試合ぶっつづけはきつかったと思う…。第3試合は幸い雲が出てくれて助かったのだけれど。
桐蔭横浜大の先発は三浦投手。中1日先発は、まあ3戦目がある場合はありがちだけれど、あと2戦勝たなければならない桐蔭横浜大がこれをやってくるとは思っていなかった。2回表。中川選手が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、川島選手の打球が三浦投手の脚に当たって三塁側に転がる投手強襲ヒット。当たってたけれど治療する素振りもなかったので大丈夫なんだろうか、と思っていたら、石川選手が適時打!更に長嶋選手が左中間真っ二つの2点適時三塁打!いきなり3点が入る。ううん、投手強襲ヒットが影響してなきゃいいんだが…。
更に3回表。先頭打者の小椋選手が左翼フェンス直撃のヒット、も、左翼手が跳ね返ったボールを素早く処理して二塁でアウト。勿体ないと思ったら、続く下東選手もヒット。ここで久保選手の打球は二ゴロ併殺コース…も、二塁手が二塁へ悪送球。誰もいないところに転がっていってしまい、二塁走者の下東選手が一気に本塁生還、4点目が入る。実はこの日の二塁手スタメンは、個人的に初めて見る原選手。普段二塁手スタメンの田越選手や主将の高橋選手が左打者で、神奈川工科大の今季の先発は左腕2名なので、スタメンにしてきたのかもしれない(実際、この日のスタメンは鈴木聖歩選手と大神田選手以外はオール右打者)。が、裏目に出てしまったのか…。これで三浦投手はノックアウト。ちょっと不運だったかな…。リリーフした、こちらも中1日の平田投手がここは抑える。
神奈川工科大の先発は眞下投手。失策出塁と四死球出塁はあったけれど、4回までノーヒット。走者が出ても落ち着いて処理していた。が、5回裏。武住選手が遊撃内野安打で出塁。…遊撃手がファンブルしていたような気もしなくも(ぼそ)ともあれ、これが桐蔭横浜大の初ヒット。更に田口捕手がヒットで続いて一、三塁とした後、中井選手が四球で満塁に。ここで鈴木聖歩選手が遊ゴロ、二塁のみアウトにしている間に一者生還して1点返す。更に代打佐藤靖剛選手。ワイルドピッチで一塁走者が二塁へ進塁した後、ふらっと上がった打球は二塁手の頭上。必死に追い、ダイビングしたものの、ぎりぎりで捕球できず。ただ、そういう打球だったので三塁走者は動けず。ここでこの日左翼手スタメン(1日目に代打でヒット打って結果出してた)の林選手が、右翼手の頭上を越える2点適時二塁打!更に藤坂選手が、左中間真っ二つの2点適時二塁打!あっという間に逆転。流石の桐蔭横浜大、4点リードなんてアンパイでもなんでもなく、あっさり逆転。この後も大神田選手のヒットと武住選手の死球で満塁とするも、ここは眞下投手が踏ん張る。正直、大神田選手のヒットで二塁走者が自重して三塁ストップしたのが、ちょっと命拾いではあったんだよね…。
さて、平田投手は6回まで無失点(6回表に四球2つとヒットで満塁のピンチはあったが)。点灯となった7回表。小椋選手がヒットで出塁すると、下東選手が右中間突破の同点適時三塁打!これは鮮やか。流石に平田投手も疲れが出たのかもしれない。ここで降板し、やはり中1日リリーフの山地投手が登板。が、中川選手が四球で一、三塁とした後、高村捕手がなんとスクイズ桐蔭横浜大守備陣はファウルラインを切れることを望んで待ってみたが、絶妙なところでボールがファウルラインの内側で止まって成功。おお…!
更に8回表。長嶋選手の打球を遊撃手がファンブル。そんなに酷いファンブルではなかったんだが、長嶋選手は脚もあるからねえ。そしてすかさず二盗。嶋田選手が四球で続いた後、右飛で二塁走者がタッチアップして一、三塁。ここで下東選手が一塁手横を鋭く抜く適時打!正直、桐蔭横浜大の打線だといくら点があっても気が気でないので、こういう追加点は大きいよなあ…。
で、その怖い怖い桐蔭横浜大打線の前に、6回から登板したのが、大峯投手。…うわあ、久し振り…!今季春は全然登板していなかったもの…。一応、2日前の横浜スタジアムの試合でブルペンにいそうなのは分かってはいたとはいえ。個人的にも気に入っている投手なので、この頃から脳味噌がどっかいっちゃてた(おい)久々の登板とはいえ、なかなか堂々と投球していたようには思う。そして味方が途中で逆転しているので…これもしかして、復帰後初登板即白星も見えてきてる…?
そんな下心な8回裏、大峯投手3イニング目。武住選手がヒットで出塁すると、代打島田将汰選手が二塁内野安打(むしろ二塁手の石川選手がよく捕球したのだけれど)。犠打で進塁した後、鈴木聖歩選手が四球で一死満塁。しかも代打に主将高橋選手がコール。こ、これは…。が、神奈川工科大もベンチが動いて投手交代。
誰出すかと思ったら、中一日で島村投手。うわー、賭けだなあ…!が、ここで島村投手、高橋選手を空振り三振にとり(高橋選手は右腕相手の方が強いかもしれない)、更に代打岡部選手を中飛に。無失点で切り抜けた…!?
でも2点差なんて全然わからない9回裏。藤坂選手の打球は中飛…ああああ中堅手が打球見失った(顔を覆う)という二塁打。長嶋選手は思い切りはいい選手だけれど、たまにこういうアレをやりますな…。まあそれも若さ故か(あ)で、進塁打で一死三塁。1失点は覚悟したのだが、代打外谷選手を空振り三振にとって、二死。そして武住選手を空振り三振!…うわああああ捕手の後ろにボールが抜けてる…!幸い、三塁走者が自重したので、武住選手が振逃一塁出塁しただけで、神奈川工科大は助かったのだが。…というか、この試合、桐蔭横浜大は勝負所で結構慎重だったような。自チームの打線を信じていた&塁にとどまってプレッシャーをかけてるつもりだったのかもしれないけれど。が、最後は代打攻勢の影響で9回からマスクを被っていた萩原捕手が、二飛を打ち上げて、神奈川工科大が逃げ切り。うわあ、桐蔭横浜大から連勝で勝ち点とった!昨年の秋もそうだったとはいえ(昨秋は桐蔭横浜大が流れが悪すぎた気もするが)、決して桐蔭横浜大が弱いとは感じないだけに、ちょっとびっくり。そして島村投手が、なんだかとても頼りになるカードだった。