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スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

日本選手権・新日鐵住金東海REXvs三菱重工広島in京セラドーム大阪(記載日:11/5)

日本選手権は11時からなので、関東から朝来ても試合に間に合うのがありがたい。新日鐵住金東海REXの応援も聞けて嬉しいなあ。速いテンポの日鉄住金ヒットコール。なお、書き手の初ヒットコールは新日鐵住金広畑のものだったため、新日鐵住金東海REXのヒットコールのテンポの速さには最初違和感があったとか。もう慣れたけど。
新日鐵住金東海REXの先発は畠山投手、三菱重工広島の先発は鮫島投手。個人的には嬉しいのだが…この投げ合い、夏にもあったような…。JSportsで鮫島投手ベタ褒めで、畠山投手は「不思議な投手ですねえ」とか言われてたやつ。結構腹筋にきていた(笑っていていいのか)しかもどちらも夏はユニフォームが違うという。
ただし。この試合、序盤は夏とは一味違う投手戦。畠山投手の制球が全く危なげない!(おい)むしろ最初にピンチを背負ったのは鮫島投手の方で、2回裏に加藤選手の死球と鈴木選手のポテン気味ヒットで走者を背負って、西岡選手がヒットで本塁でアウト、という場面もあったり(ヒットが浅めだったので本塁アウトは割と余裕だったとはいえ)。ただ、新日鐵住金東海REXとしては、この一か八かはありだったんだろうなあ。鮫島投手にそこまでチャンス作れないものは、分かっていただろうから。
試合が動いたのは5回表。松永選手が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁すると、進塁打で三塁へ。ここで松原選手が左翼手頭上を越える適時二塁打で、三菱重工広島が先制。なおも四球でチャンスをつくるも、ここは畠山投手が踏ん張る。
5回裏。西岡選手が四球で出塁すると、後藤田捕手がヒットで続き、佐野選手が投手強襲ヒット。一死満塁なんだが、この投手強襲ヒット、鮫島投手が大きく弾いたボールを、自らスライディングで捕球しに行っていた。執念。そしてその執念通り、ここをちゃんと無失点に抑える。最後の一ゴロ、まあ鮫島投手のカバーの速いこと。投球以外の所作もきちんとしている投手はいいよね。
6回表。田中選手が四球で出塁すると、犠打で進塁したところで、畠山投手を交代。武石投手にスイッチ。…畠山投手が四球を出し始めたから交代なのだろうけど、ちょっと早いかなあ、と思ったら。井口選手が右中間真っ二つの適時三塁打。また井口選手が脚が速い!40手前の大ベテランとはとても思えない、いい脚。毎日新聞の記事(Yahoo!からのリンク)も格好いいなあ。葛藤も含めて。更に松永選手の中犠飛で1点追加。これは投手交代が裏目に出たと言っていいかな。畠山投手は四球を出さなかったことが自信になったようで(毎日新聞より、Yahoo!からのリンク)。今年はもしかしたら、いい経験をした年、だったのかな。というか、まだまだ頑張ってくれそうな発言なのが、嬉しいのだけれど。
6回裏。加藤選手と福田選手が連続四球で出塁し、更にワイルドピッチで進塁。あれ?二死後、ここで西岡選手が適時打。新日鐵住金東海REXが1点返す。で、三菱重工広島が動いて、野上投手にスイッチ。ここは上手くはまって抑え、1点止まり。球数が多いから代えたんだそうだが(毎日新聞より、Yahoo!からのリンク)。野上投手はいい仕事をした。
余談だけれど、ベンチに下がった鮫島投手は、ずーっと声かけたり最前列で守備から戻ってくる選手を迎えたり。プレーしていない時の所作までいい選手なんだよなあ。顔もなかなかのイケメンだし、三菱重工広島twitterでまともなネタが殆どないところまで含めて本当にずるい(え)
7回表。この回は3番手の水越投手が登板。が、いきなり松原選手が左中間真っ二つの二塁打で出塁。犠打で進塁すると、渕上選手の三ゴロの間に本塁生還。手堅く追加点。
が、8回裏。三菱重工広島は7回から3番手の大下投手が登板していて、2イニング目。加藤選手がヒットで出塁すると、福田選手が右翼フェンス直撃の適時三塁打。これは右翼手が少々ボール処理が上手くいかなかったこともあったり。更にここで鈴木選手が適時打!鈴木選手は、数年前の全日本大学選手権で出会っている。この時の本塁クロスプレーのアクシデントで、当事者でないけど、主将としての立場もあって真っ先に謝りに行ってた選手で。気がついたら捕手から内野手専念(たぶん打撃を生かしたかったのだと思う。この日もこれが2安打目だったし)していたけれど、それでもこの日頑張っていて、とても嬉しかった。なお、ここで代走西浦選手に交代したのも、國學院好き的にポイント。そして、きゃーなおみちーと声援を送るのもr*1置いといて、まだ無死。なおも犠打で進塁し、続く代打金子選手が遊ゴロかと思われたけれど、当たりが深かったのと、二塁走者の走塁自重に遊撃手がつられたのもあって遊撃内野安打に。ここで大下投手から松下投手にスイッチ。おおお、3年前の近大工学部のリリーフの投手!一死一、二塁でという度胸のいる場面なのだが、ここで佐野選手をきっちり遊併。なんて完璧なお仕事。
新日鐵住金東海REXは8回から山本投手が登板して、援護を待っていたのだけれど、三菱重工広島は9回は秋田投手が登板し、ヒットは打たれたものの抑えて、三菱重工広島が逃げ切り。
なかなかいい試合だったとは思うんだよなあ。三菱重工広島、今年JABA京都のイメージが強くて、ボコられるかと思ってたし(あ)。

*1:國學院の応援がなおみち=お兄ちゃん(法大→ヤクルト)の名前で応援していたため