日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

そんなこともあるんだなあ

元々は毎日新聞のこの記事。JABAと国内の独立リーグは、独立リーグ退団者が1年間、JABAへの登録ができないという申し合わせをしている。」ああ、そんな要綱あったんだ。全然知らなかった。
…で、ちょっと微かに思った疑問があった。それは「ぶれいどきゃっちゃー」様経由で、国内独立リーグについての要綱を見て、あれ、と(PDF注意)。社会人野球から独立リーグに行くのに、規定、できてたんだね(3.の箇所)。社会人野球からNPBに行くのと似たような所属年数制限(年数的にも)。ああ、この要綱、2009年に最初に作られてるのかな。
…何故そんなことを気にしたかというと。確か要綱が出来る前年だったかな、社会人野球に入ってから1年どころか数ヶ月で、独立リーグに行った人がいたのを覚えているので。プロ志望届を出して指名漏れした場合、進路先が独立リーグの場合は1年目でもNPB指名可能だから、社会人即退部して独立行くということができるのであれば、「NPB指名待ちの立場としては」有利に思えるわけで。それは許されなくなってたんだな、随分前に。
さて、今回は逆パターン、「独立リーグから社会人野球」パターンの規定抵触。そもそもこの要綱が何故あるのか、ってところだけど、推測としては、プロ入れるか入れないかぎりぎりで、社会人野球のチームも欲しがるような選手が、まず1年独立リーグにいて、指名されなかったら生活的に安定した企業チームに即座に入部して主戦になっちゃう、とかどうなの、って思われたのかなあ、と。例えば、企業チームとその選手との取り決めとか裏にあって、指名されたいのなら1年独立リーグでやった後にうちに来い、とか取引ができなくもないし。
個人的には、NPBとの要綱と、独立リーグとの要綱が異なるのは、あまり不思議じゃない。結局はそれぞれの機構との取り決めなので。独立リーグも社会人野球も、NPBに「獲られる」立場だってこともあるとね。ただ、独立リーグでプロ目指すの諦めて、でもクラブチームでもいいからJABA未登録よりレベル高い登録チームでやりたい、とか、たまたま入ったチームがJABA登録チームでした、とかだと、ちょっと可哀想な目に遭うけど。ただ、競技者登録できなくてもオープン戦は出られるのかな?だとしたら、1年はそれで辛抱するしかないのかな、と。