日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

今年の初生観戦は新ジャンル開拓

と言いながら開拓というほど意気込んでいるわけでもなく。一昨日、試合があることを知り、東京体育館の室内でテニスのコート設営ってどうするんだろうと気になり、更にぶっちゃけて言えば入場料が無料だったので、興味本位で行ってみたという。ちなみに正式な話はちゃんと公式サイトがあるのでそちらを参照。そういえば、表彰見ていないんだよなあ。明日辺りには載るかな。というわけで、以下箇条書き。

  • テニスの「実業団」の在り方が、チームによって違う。プロ契約選手のみのチーム、プロ契約選手+アマチュア選手のチーム、アマチュア選手のみのチーム。プロ契約選手には、外国人選手もOK。女子に関しては別の所属&同じ地域の選手を補強選手で獲ることもできるそうで。それでも実業団でひとくくりしちゃうところは、プロとアマの垣根が低い感じでいいのかも。というか、テニスのプロってかなり過酷な職業だなあ、と思うしなあ。どれだけ世界飛び回っているのかと。
  • 気になったコート設営だが、アリーナにマット引いてコート4面作ってた。本日は男女決勝と三位決定戦だったので、両端で三位決定戦、センターコートで決勝、という感じ。
  • 入場無料。パンフは500円。パンフの内容自体は、公式サイトでPDFになっている選手名鑑が主なので、購入しなくても問題はない気もする。しかし、書かれている内容…なんか、バレーボールのVチャレンジリーグがVプレミアリーグとパンフ合同になる前のパンフとか、旧地域リーグのパンフとかを思い出しちゃった。結構ろくでもないこと(褒め言葉)書いてる。
  • 大会自体は2ブロックに分けて総当たりの予選リーグ後、決勝トーナメント(が今回)。で、各対戦ではシングルス2試合+ダブルス1試合で、3試合で2勝した方が勝利。ちなみに1対戦で出場選手の重複は許されないので、チームに最低4選手は所属していないと駄目。
  • で。私は男子三位決定戦を見ていた。実は昨年11月にテレビて見た全日本選手権の優勝者・守屋選手が所属しているリビック*1が三位決定戦に回っていたため。リビックは所属選手が全員プロなのだけど、現時点では全員日本人選手。個々のJTAランク*2は高いんだけど、準決勝の相手・イカイが外国人選手含むプロ選手ずらり、しかもベテランとか一度引退された選手がいて*3、でもってリビックはデビスカップに伊藤選手を派遣していて戦力が一枚欠けていて、結局僅差で敗れてしまったようで。
  • そんな前置きで男子三位決定戦。相手は三菱電機。こちらはプロ+アマ混合チーム。が、プロ一番手の杉田選手はデビスカップ派遣で不在で、どちらもJTAランクが一番高い選手が抜けている形。ただし、三菱電機にプロ選手はあと2名だけ=対戦で少なくとも2選手はアマ選手を使用する必要あり。コート上に出てきた選手は多かったけどね。一方リビックは4名のみ、ただし全員プロ、でもってJTAランキングが上位選手ばかり。
  • 詳細結果は公式に載っているので触れないけれど、雑多な感想を。最初のシングルスは、リビック内山選手(一週間前にドイツでのフューチャーズ大会で守屋選手とのダブルスで優勝したばかり)vs三菱電機・プロでベテランの石井選手。セットポイント2−0だけど、そんなに楽勝な感じではなかった。内山選手、1セット目の1ゲームブレイクするのに、何度もジュース繰り返してたし。第2セットは石井選手も1ゲームブレイクしたけど、完全に内山選手の自滅っぽかったもんなあ…。まあ、それも若さが出たのかもしれないけど。高校出たばかりのぴっちぴちだもんなあ。
  • シングルス2試合目(どうやらこちらが上級者が出るシングルスの試合らしい)、守屋選手vs三菱電機・プロの関口選手。関口選手も若そうだな、と思ったら、守屋選手より1つ年下の様子。まあ、守屋選手は顔自体が若いというか幼(略)顔に似合わず、身体は結構がっちりしてるんだけどね。しかし、守屋選手のテニスは本当に面白いなあ。男子だとサーブで押せ押せモードでナンボな部分が多数を占めている印象だったのだけど、守屋選手は…「ストロークがいい」と言うのが正しい言葉なのか。ラリーの中での展開が凄い。2セットで計6ゲームブレイクしたのは真骨頂なのかも。若干、途中で判定にイライラしているところは見受けられたけど。
  • ダブルス。リビック小ノ澤&竹内組vs三菱電機・毛利&瀬野組。プロvsアマ。しかもリビックはどちらも左利きのペア(近所で珍しがっている人がいたから、多分珍しいことなのかと)。流石に結構な差はついちゃったけど、三菱電機は1つポイントとるごとに喜んでいて、なんか楽しそうでいいなあと思ったり。あ、リビックもかなり真剣だったので念のため。凄くどうでもいい話だが、小ノ澤選手、パンフで熊呼ばわりされていたのが気になったのだけど、スタイルはそんなに熊っぽくはない。若干いかついかな?と思ってよく見たら、テニスウェアの下にくっきりと胸筋が。…これか!(何の納得)
  • 実業団系の大会ではあるので、応援団がいる。スティックバルーン応援は既に日本のスポーツの風物詩。三菱電機は数名のチアもいた。
  • ちなみに試合終了後、サインボールの投げ入れがある。バレーボールとか野球でも結構お馴染みなのでテニスもやるのか、と思っていたら…ラケット使ってスタンドに打ちこんでいた。いや、いくら軽くとはいえ…結構怖い図。
  • 男子の三位決定戦が終わった時点で、既に女子の決勝戦は終了。男子の決勝戦のライフ・エヌ・ピーvsイカイはダブルスが途中の状態だったので見てみる。ライフ・エヌ・ピー松井&井藤組vsイカイ本村&ニールセン組。プロvsプロ…ただし本村選手は一度引退なさっているようで。試合はかなりの大激戦。第2セットは凄いジュースの攻防があった末にタイブレークだったし、第3セットは大会規定により10ポイントマッチのタイブレーク制だったのもあるけど。土壇場になってライフ・エヌ・ピーが踏ん張ったという印象。
  • 女子の三位決定戦を待っていたら日が暮れそう(何せ、まだシングルス2試合目の第3セットだった)だったので、ここまでにして切り上げたら、2試合目で勝敗が決したのでダブルスはやらなかった様子(テニスナビより)。個人的に、女子でウェアが一番好みだったのは明治安田生命。上下黒なんだけど、上のオレンジのラインとヒラヒラスコートが可愛い。スコートはタイトなのよりもヒラヒラした方が絶対可愛いと思うんだ(何の主張)

というわけで面白かったよ。また日本リーグの時期が暇だったら行くかも。

*1:報道機関では「北日本物産」と記述されていることが多いが、チーム名としては2008年から「リビック」なのだそうな

*2:日本テニス協会のランキング。日本テニス協会サイトに現時点のランキング有

*3:しかもその辺りは元々リビック所属だった時代もあったみたいで、意地もあったのかも