最後は関西同士。関西六大学・大阪商業大と阪神連盟・天理大。最近強い大阪商業大だが、見るのはなんと10年振り。現楽天・福山投手が１年生で登板してた時以来だよ…。天理大は初めて。阪神連盟、関西国際大に縁が強いんだよね…。
大阪商業大の先発は尾田投手。大阪商業大の結果を見ると結構拝見するお名前。左腕で脚のフォロースルーがなかなかダイナミック。２回表。山本選手がヒットで出塁すると、右翼手がファンブルして二塁へ。進塁打で三塁へ進塁した後、中村選手が適時打。天理大が１点先制。
更に３回表。権代選手がヒットで出塁すると、犠打で進塁。遊ゴロで二塁走者が挟殺されで二死一塁。これは無得点かな、と思ったら、荻野選手の遊ゴロを二塁に送球したら、二塁手が捕球できず。あ、あれ？ここで四番の田中秀政選手が２点適時二塁打！これで尾田投手がノックアウト、吉川投手に交代。が、更に山本選手が適時打！しかも中堅手がファンブルしていたり…。攻撃はここで止まったけれど、この回３点、合計４点。が、その後は吉川投手がなんとか６回途中まで登板し、そこからは橋本投手に交代して、こちらもなんとか凌ぎ、味方の援護を待つ。
天理大の先発は森浦投手。左腕。なんと１年生。すいすいとテンポよく投球していく。５回裏に四球を出して、ようやく初走者。６回裏にヒットが出て、ノーヒットノーランは途絶える、そんな感じ。身体は細いし、速球が出るタイプではなさそうなんだけど、制球や変化球がいいのかな。なお、天理高出身の１年生と聞いて、10年前に同じ経歴の大学１年生を見て色々狂わされたなあと思いながら、パンフをそっと閉じたりしたとか（え）
が、ちょっと状況が変わったのは、７回裏。大阪商業大はちゃんとブラバンもいる応援なのだが、気が付けばサンバかかっているところで（たぶん）部員数名が舞台で変な踊りを披露していたり、それはそれはとても関西らしい応援なのだが（え）、この回は一人が舞台へ上がり、いきなり歌いだす「酒と泪と男と女」。えええ…と思った瞬間。坂田選手がソロ一発。あ、あれ？で、更に「酒と泪と男と女」を歌い続けていたら…植田選手がソロ一発。…まさかの「酒と泪と男と女」が魔曲化…！？（え）なお、その後もちょっと歌っていたけれど（あ）、この回はここまで。それでも大阪商業大が２点返す。
ただ、その後は反撃ができず、９回裏。先頭打者は坂田選手。ええ、そりゃあ歌うよね、「酒と泪と男と女」。しかも坂田選手がそれでヒットが出るのだから、凄いといえば凄いが。ところが、流石にその後は魔曲の効果も出ず、森浦投手がきっちり抑えて完投勝利。現地では数えてなかったけれど、16奪三振だって（サンケイスポーツより）。ひゃあ。
さて。大阪商業大の応援状況は上記だが、天理大。部員口ラッパ＋チア＋応援団（部員の可能性もあるけど、ちゃんと学ランで団長はそれっぽい服着てた）構成。この日の東京ドームの三塁側のチームは全部口ラッパだった。大阪商業大も応援がおかしくなっていたけれど、それは天理大の応援がおかしかったので、関西の血で対抗したかったんじゃないかと思われる。なんというかね、楽しそうだったんだよ。とりあえず田中秀政選手の応援のピクニックが楽しそう。応援台の上で応援団踊っちゃうし。というか、「ぶれいどきゃっちゃー」様のレポにもあったし他でも色々話を聞いたけど、なんで歌詞が「ひでまさおじさん」なの…。気づかなかったよ…。東京ドームは音響のせいで歌詞が聞き取りづらいのよね…。チアが応援台に上がった時、一緒に上がってた応援団が一緒に踊ってたりもしたし、とにかく楽しそうだったので、また見たい気はしている。
