日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

東京都企業秋季大会・セガサミーvsNTT東日本in大田スタジアム

正直、この試合はある意味出オチで終わるかと思っていた(え)ええ、ベンチに見たい投手入ってるかなー、おお入ってたー、ぐらいの。カナダから帰国している人「も」入ってるーとか。そこだけじゃなかったので。セガサミーの方も、ベンチにも普通にいて嬉しかったよ…。むしろ、こっちの方が投げる機会はあるのかなーとか(最近、オープン戦で登板しているのは知っていたし)ごにょごにょ。
NTT東日本の先発は沼田投手。2回裏。澤良木選手がソロ一発どーん。…まあ、ソロで良かった、じゃないかなあ。澤良木選手から一発喰らうのは仕方ないよ。その後、宮川選手が二塁打で続いたけれど、ここは抑える。
セガサミーの先発は氏家投手。4回まではヒット1本、しかもヒット打った目黒選手が盗塁死という。ああ。が、5回表、丁度小雨が落ちてきた頃。その雨のせいなのかは不明だけれど、伊藤選手が四球で出塁し、二盗(また、捕手がボール取り損ねて前にこぼしていて投げられず)。更に上田捕手が四球。おや?で、ここで代打宮内選手。三塁線を鋭く抜ける逆転2点適時二塁打!おおお!
ところが、6回裏。赤堀選手が二塁打で出塁すると、中飛でタッチアップ後、宮川選手が同点適時打。が、その後、宮川選手が投球前に盗塁スタートを切ってしまい、挟殺。うーん…。
直後の7回表。北道選手が二塁打で出塁して、伊藤選手が四球で続くと、ここで氏家投手から松永投手にスイッチ。ところが、ここで上田捕手が適時打!が、これが左翼前に転がる打球だった。丁度カットプレーが、二塁を回った一塁走者のすぐそば。…そりゃあ、タッチアウトになるよねえ…。勝ち越しだけれど、なんか勿体無い…。しかし、上田捕手はこういう時、いい仕事するよねえ…。
ところが直後の7回裏。神野選手がヒットで出塁すると、投犠打で進塁。ここで代打須田捕手がヒットで続いて一、三塁。ここで富田選手の打球は、振ったのに、バントみたいな転がり方を。ファウルラインも切れず、なんとこれが同点投手適時内野安打に。うわー…。これで沼田投手は降板、大竹投手にスイッチし、この回は同点止まりに。
さて、9回裏。大竹投手、3イニング目。7回裏のチャンスで神野選手の代走で出場してそのまま指名打者に入っていた根岸選手が、左中間真っ二つの二塁打。続く江藤選手は犠打の構えだったんだが、なんとここを敬遠。更に、途中代打で出場してそのままマスクをかぶっていた須田捕手が犠打…を小フライ。わざと落として三塁をアウトにしたのだけれど、三塁手がボールをこぼしていて、恐らく狙っていた併殺はとれず。地味にそのミス痛い…。ここで富田選手がセンター返しのクリーンヒット。ただし浅かったので二塁走者は三塁止まり。大竹投手が一死満塁、サヨナラ手前の大ピンチ。しかも打席に砂川選手。砂川選手はNTT東日本につい先日都市対抗の補強で迎えたぐらいだし、この選手のいやらしさとか怖さはわかっているはず。これはNTT東日本には辛い…と思っていたら、監督が出てきて交代。…大竹投手に替わる投手ってよっぽどでないと…と思って、ベンチ前にいる投手を見て「げ」となった書き手。
マウンドにあがったのは西村投手。
…えーと、書き手の記憶が確かなら、西村投手って…これが公式戦デビューだよなあ…。9回裏一死満塁、1点も与えられない場面で公式戦デビューするルーキーって…。西村投手に関しては、ここまで公式戦デビューが遅れたのは怪我が響いているのも、怪我前の状況であれば、確かに力があるのも存じ上げているのだが…。なお、今回ベンチ入りしてるかなーと思っていたのは実はこちらも、だったりして。これは開き直って投げるのかなあ、と思ったら、西村投手、初球からストレートずばーん。確か148km/hだったかな。その後もストレートばんばんで砂川選手を空振り三振、更に政野選手も空振り三振!たぶんこの回、全部速球のストレート。流石に観客が結構どよめいていた。まあねえ、151km/hとかもあったしね。見事な開き直り。書き手もなんかほっとしてニヤニヤしていた。これで延長戦へ。
セガサミーは、8回に井上投手が登板して、四球は出したものの、二飛(とはいえこれは二塁手の砂川選手が、抜けそうな打球をよく捕球してた)で走者が戻れずに併殺にして無失点。9回からは森脇投手が登板。走者はそこそこ出していたけれど、うまくかわすピッチングを披露。
NTT東日本は、10回裏も西村投手が登板し、この回は流石に変化球も見せながらも三者凡退ばっさり。セガサミー、赤堀・澤良木・宮川選手のクリーンアップだったんだが…。とはいえ、流石に9回も全力でいってたし、長いイニングはどうかなあ、と思っていたら、11回から出てきちゃったよ渡邉投手。カナダから帰国4日目にして、1点もやれない延長戦登板か…。で、11回裏の出端は、根岸選手に四球で犠打(江藤選手はスリーバントよく決めたなあと)、更に須田捕手に頭部死球(幸いヘルメットの鍔だったようで、須田捕手も平気そうに一塁へ進塁。よかった…)。これは久々の日本のボールで慣れてないか、それとも時差ボケか(あ)と思っていたら、その後はちゃんと抑える。12回裏も赤堀選手相手に四球は出したものの、澤良木選手を併殺崩れの二ゴロに抑えたりしているから、だいぶ落ち着いたのかなあ、感。
というわけで、森脇投手と渡邉投手の投げ合い、15回まで続く。…この大会、タイブレークないの…?(戦慄)13回には既に点灯、雨は幸い小雨が降ったり止んだりだが、どこまで行くのだろう…。
そう思ったら16回からタイブレーク。今からなのか!と思ったら、なんと無死一、二塁からのタイブレーク(先日、日米大学野球でそうだった気がする)。社会人野球では珍しいなあ…。
NTT東日本は四番打者の越前選手からスタート。が、その越前選手がなんとここで三併(顔を覆う)。なお、セガサミーの内野陣がうっかりここでベンチに帰りかけた。気持ちはわかるけど無死からだから!まだ二死だから!二死三塁で、代打池沢捕手も凡退。ああ。ちなみに五番には北道選手が指名打者で入っていたのだが、途中代走で高野選手に代わり、高野選手への代打が池沢捕手だった。高野選手でもいいような気がしたけど、打つ方が調子悪いのかなあ…。
で、16回裏。セガサミーは二番から。で、代打大月選手が犠打。一死二、三塁でクリーンアップ。これはセガサミーが、無死一、二塁という状況で最善の案を出してたかな。NTT東日本は監督が指示にやってきて、赤堀選手を敬遠。一死満塁で澤良木選手との対戦。渡邉投手から左の加美山投手にスイッチし(澤良木選手が左打者だしね)、途中代打出場の桝澤選手が左翼手に入っていたのだが、そこと一塁手(最初は左翼手スタメンだったんだが、桝澤選手が入ったことにより一塁手に回っていた)の伊藤選手と守備位置を入れ替え。伊藤選手の方が肩がいいのかな?左飛だった時にタッチアップさせない用心だったんだろう、と思う。が、そんな細心の用心を見事に粉砕する、澤良木選手のクリーン中前サヨナラヒット。これでセガサミーが長い激闘を制した。14時前に開始して、早く終わるかなとか思ってたんだが、終わったの18時前って…。
なお、渡邉投手が敗戦投手の扱いだと思うのだけど、タイブレークの走者が生還したので自責点ゼロで、実は5回1/3、4四球(1敬遠)1死球ノーヒットピッチングだった(遠い目)四球も、最初は定まらなかったからだけど、15回裏の四球は澤良木選手で、サヨナラソロ本塁打喰らわないよう低めを徹底的に放ってた結果だしなあ…。ノーヒットだったからNTT東日本も替えにくかった、というのはあったと思う。実は最後の降板の時も、悔しそうな表情してるっぽかった。どうせなら最後まで投げたかっただろうね…。帰国直後登板、最初はハラハラしたけどいい投球だったよ。お疲れ様。
一方、セガサミー森脇投手も本当によく投げた。結局7回無失点。NTT東日本都市対抗で補強に行っているから、森脇投手だって好投して「恩返し」したかっただろう。補強選手の意地、なのかな。こちらもお疲れ様。
どうでもいい話。11回裏の渡邉投手ピンチのところで、福田周平選手がかなり声をかけていたのだが…「ワタナベ!」って苗字そのまま呼んでいて。変なあだ名つけろとか言わないけど(あ)、全国的に多い苗字なので、苗字そのままってのも違和感はあるなあ。