日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

川崎市長杯争奪2015国際トランポリンジャパンオープン(副題:観戦無経験者がトランポリン見に行ってきた)

一部界隈が熱い東京体育館を過ごしている中、まあ、当方不出場で関係ないので(関係ない言うな)、とどろきアリーナへ足を運んだ。
実は今大会があるのは、2年前にVチャレンジリーグでとどろき来た時に宣伝してて、知ってたんだよね。でも全然トランポリンのルール知らないしなあ、と思っていたら、上山選手が引退を決めて、ここで見ないと見られるチャンスがない、という状態。正確には来年2月の都道府県トランポリン大会が最後みたいで、そっち行けばいいじゃんって言われたんだけど、掛川開催、その週ちょっとシゴトも怪しいしね…。
閑話休題。そういうわけでとどろき。入場無料。実はこの大会、変わった大会になっていて(詳細は日本体操協会公式より)。簡単に言うと、マスターズも年齢別大会もJOCジュニアオリンピックカップ予選も全日本社会人選手権も国際ジャパンオープンも全含み。多いな。で、私の目的の社会人兼国際オープン予選は16時開始予定。ちなみにジャパンオープンのみに出る選手の方がはるかに多い。この表(PDF注意)の無印はジャパンオープンのみに出る選手なのね。…この注意書き、微妙にわかりにくくない?
さて。タイムテーブルを見ると、50名強参加で1つのグループが13名前後で、1グループにつき1時間かかる、わけで。年齢別の時と随分時間のかかり方が違うな、と思ったら、年齢別は演技が1回だけ。社会人は2回演技。そりゃあかかるわ。でも、見ていると、そんなに長いとは思わなかったけど。1選手の持ち時間は少ないしね。なお、どうやら前のグループが時間がかかったらしく、実際に始まったのが16時半で、20時半過ぎに終わったので、その後の社会人決勝は見られず。まあ、上山選手は社会人の方には出ない予定だった*1んだけど、他の選手も見たかったし…。まあ、年齢別あるし、しょうがないかなー。家がもう少しとどろきと近ければなー。
さて、トランポリンは今までもぼんやり見ていたけれど、スコアのつけ方とか第1演技と第2演技の違いとかさっぱりだった人。お陰で、スクリーンにスコア映ってもさっぱりわからん(酷)どんなものが映るのかというと、これはジャパンオープン予選のスコアだけど(PDF注意)最初に、Q1のS1からS10までと、LとAのデータが全部出て、画面向かって右側に「謎の小数点つきの点数」が出る。で、その後にEスコア(演技点)とDスコア(難度点)とTスコア(跳躍時間点)が出る。EスコアとDスコアは体操見てるから雰囲気分かる、Tスコアは「高く飛んだ方がスコアが高くなる」ルールを事前に知っていたからわかる、でも最初の画面何!?となるわけで。で、色々調べたあげく、最終的にはパンフに載っていたのだが、S1からS10で出ているのは、それぞれの演技(トランポリンは10回跳躍する)の減点。5人の審判で出してて最高点と最低点をカットした3人分の平均減点だそうで。「1」とか「2」とか表記になってるけど、実際は「0.1」「0.2」(小数点を省いて表示)。Lは着地減点でAは追加減点(謎)。その小数点減点を全部足す。で、10回行うと演技点の満点を10点としていて(途中で中断するとその分だけの満点になる。6回目の演技で外に出ちゃったりすると満点は5点)、満点から減点を引いて値を出す。どうやらその値が最初の画面の「謎の小数点つきの点数」。で、実際のEスコアは「謎の小数点つきの点数」に3倍掛けで算出。…これ、解説してもらわないとわからんって…。
第1演技と第2演技の差もわかってないとアレで。正確には「第1自由演技」と「第2自由演技」。第2自由演技は簡単で、10回の技全部の難易度をDスコアとして足す。第1自由演技は10回のうち2つ(自分で選んだもの)だけ、難易度を足す。なので第1自由演技は難易度足さない演技は簡単なものにして、減点を減らして、演技点をより高くとろうとする、のだそうな。Tスコアも入ってきちゃってるから、更にバランスが難しそうだなあ、と思ったり。
実際現地で見ると。高い人にも、ぐるぐる回ったり捻ったりする人にもおおって思う。ただ、難易度は分からない(あ)。演技が綺麗な人とか、中心から外れない人、はもしかするとおおって言いにくいのかも。地味で(あ)。でも、中心から外れない人は安心感が違う。そう、何が怖いって、外に飛び出しちゃう人の着地した時の衝撃が怖いんだって…!縦(というのかな、長い方)はまだ多少クッションもあって慣れてるみたいで、台の上にすんなり着地する人もいるんだけど(でも着地の衝撃が2トンとか聞いたことあるので、大丈夫なのか、と思うことも)、着地がぎりぎり縦の端っこで、飛んだ時に台のクッションに挟まってクラッシュとか、横(狭い方)なんか金属だし!実は横にはマット持ったサポートが2名ついて、はみ出しそうになるとそのマットを素早く投げて衝撃を和らげてくれたりするんだけど、女子でそのサポートの人目掛けて着地しちゃった選手が…!なんとかマットで受け止めたけど、選手はそのまま外に落下しちゃったし、サポートも倒れてるし…幸い、選手もサポートもなんとか立ち上がれたけど。あと、飛び出してしまいそうでハラハラさせながら、ぎりぎりで終える人にほっとしたりも。ベテランの強化選手の一人である坂本選手が、サポートに同じく強化選手の出口選手と上山選手(実はどちらも引退を控えている…)を立たせる豪華状態で(もしかしたら3選手で持ちまわってたのかな)第2自由演技やった時がそれで。見ている方もハラハラしたんだが、無事に10本通した時の山口選手のほっとした表情が印象的。坂本選手は流石に悔しそうではあったんだけど。なお、山口選手は坂本選手のそのやらかしで(残り演技者数的に)ジャパンオープンの決勝進出が丁度決まったとか(あ)め、巡り合わせだよ!たぶん!
実は今年の世界選手権代表の外村選手が「何事もなさそうだったのに途中で演技止めて、そのまま背負われて退場した」というのもあり。そういえば五輪代表の伊藤選手も今回は出ず(大会直前に腰を痛めたとか)。ああいう競技だしなー。波乱もあるよなー。言っても、予選上位にはきっかり強化選手が来るわけだけど。リオ五輪代表の棟朝選手も見たし(実はまだ世界選手権の放送を見ていないので、これが本当に初見)。上山選手は安定していたし、スコア見ると難度高いわけで。
全般的に割と楽しかったので、もう少し技を見分けられるようにして(あ)とどろきに行くぐらいはしてもいいかなーと。というか、行くなら日曜のジャパンオープン決勝とかエキシビションとか行けよと。

*1:家に帰ってから気づいた(え)