日常ツバメガエシ

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社会人野球日本選手権・2回戦・JR西日本vs日本生命

日本生命の先発は佐川投手。落ち着いた立ち上がりだが、2回裏にいきなり遊撃手が突っ込んでトンネルエラーと、なんとも「味方に殺されそう」な始まり。
その嫌な予感が的中したのが3回裏。安田選手がヒットで出塁すると、田中選手の犠打…は一塁手が前進したのに、二塁手がカバー遅れて入ってない!結果バントヒット。なんとか二死まではこぎつけ、杉本選手の当たりは大きな左飛…なんで左翼手落としてるのー!?一応2点適時二塁打だが…あれ、捕球できたよな。待ち構えてたよな…?なんとも怪しい失点だった。佐川投手はそれでも5回を、不運なヒットを打たれつつも落ち着いて投げた。そういう健気な投球は嫌いじゃない…。
で、6回裏から清水投手が登板。相変わらず荒れた球で最初は問題なく。が。7回裏、ヒットと犠打で一死二塁の場面。春原選手に頭部死球ちょっとマジでなにすんの!?春原選手は担架には乗らないものの、味方に肩を貸されてベンチへ。ああもう。それでもこの回を、清水投手は抑える。心臓が強いというか…なんだか…。
さて、直後の8回表。ここまで、JR西日本先発・湧川投手は、走者は出すものの落ち着いて日本生命打線を抑えていた。初めて見る投手だけど、これはまた重量級で(あ)。まあ、三盗狙って盗塁死とか、ヒットなのに二塁まで狙ってアウトとか、そういうことしてるはっちゃけた選手もいたしね。…若手ならともかく、これが本日10年出場表彰の佐々木正詞選手なので、もう少し落ち着いてくださいよ松坂世代の大ベテラン、とか言いたくはなるのだが。そういう積極的なところは嫌いじゃないけど。相変わらず身体能力が今年34とか思えないぐらい高いし。
それはともかく、二死走者なしから、山本真也選手と原田選手の連続ヒット。どうもこれが湧川投手を焦らせたらしく、牽制悪送球。ここで高橋選手相手は…まあ、四球で避けるのはわからなくはない。ところが、更に廣本選手にもストライクが入らない。怖いのはわからなくもないが、ここでやってしまった押し出し。ここで湧川投手は下がり、関根投手にスイッチ。関根投手も結構こう、幅が広い投手ですなあ。そして日本生命も動く。代打・有竹捕手。…ここでやるか、走者一掃3点適時二塁打!うへえ。御本人もノリノリで打席入ってたんだ(毎日新聞より)。だよなあ。関根投手を諦めて福山投手に交代するものの、更に岩下選手にも適時三塁打が出て、結局この回、5得点。…この回、0−2で二死走者なしだったんだよ?弱ったとこは見逃さず、というか、有竹捕手がここで神がかりすぎ。
で、最後まで清水投手が投げぬいて日本生命がそのまま勝利。…清水投手はちゃんと試合後に春原選手に謝りにいってね。もう。
応援だが、日本生命は結構いつもの通りの動員…なのだが、それをJR西日本が上回った!ただし、席が青くてバルーンスティックも青で、ついでにタオルも青なので(JR西日本カラーだから仕方ないけど)、客席が保護色化して動員が多いのがわかりにくいという。ブラバンは流石のJR系、きちんとしてた。