日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

JABA日立市長杯

バスは運休になり、日立さくらまつりで駅前は混雑していたけど、タクシーでの会瀬球場入りはスムーズに。というわけで、会瀬球場から日立運動公園野球場へ。タクシーの運転手に「市長杯?日立の試合?」と聞かれてなんかごめんなさい。

  • 準決勝、三菱重工神戸vsセガサミー@会瀬球場。セガサミーがここで陶久投手を先発に持ってくるとは!正直、上津原投手持ってくるかと思ってた。しかし、いきなり津野選手に死球を与えて、大島選手から2ランを喰らう。初回は特に落ち着きなさそうだったしなあ…。もっともセガサミーも黙っておらず、江藤選手のヒット後、宮ノ原選手が同点2ラン。…宮ノ原選手って本塁打タイプの選手じゃないと思っていたのだけど…。で、陶久投手がヒットを打たれながらも粘っていたら、5回表に政野選手の二塁打の後、またも宮ノ原選手が適時打で勝ち越し。が、直後の5回裏。石上選手がヒットと盗塁で二塁まで進塁して、津野選手が同点適時二塁打。その後に死球を与えて、ここで陶久投手は降板。まあ…ルーキーにしてはよくやったんじゃないかなあ。その後は大山投手が踏ん張って試合の流れが膠着。三菱重工神戸・水谷投手も、宮ノ原選手絡みでなければ抑えていて、それ以外のピンチだった2回表は、四球と犠打で走者を二塁に置いて、乗替捕手がヒットを打ったのだけれど、走者が本塁でアウトになったので…そりゃあ、谷澤選手が走者じゃなあ…(言うな)で、水谷投手は7回表二死まで頑張り、何故か走者なしなのに安井投手に続投。いきなり反則投球とられたりしたけど、球の勢いとかはかなりのもので、問題なく抑える。直後、途中出場の水江選手がヒットで出塁して、津野選手が犠打失敗して走者が入れ替わった後、大島選手が左翼ライン際に物凄い鋭い当たり。津野選手も快足飛ばして、スタンディングで本塁生還の、勝ち越し適時二塁打…もしかすると左翼手の肩があんまり良くないのかもしれないけど…本塁へ投げたタイミング的には微妙だったし…。大山投手はその後は抑えていたけれど、安井投手もしっかり抑えて、そのまま終了。ちなみに安井投手vs安井選手は打つ方がヒット打って勝ち(え)。というわけで、三菱重工神戸が決勝へ。…しかし、安井投手というと、実はこの試合のイメージがあって(三菱重工神戸野球部サイトより)。…いやあ、なんというか、何事もなくて良かった。あと、実は乗替捕手が盗塁刺そうとして、バウンドしまくるアレな送球をしてしまったら、三菱重工神戸のベンチから「ナイスボール!」…ああ、このノリ関西だなあ。乗替捕手も立命館OBだから、そんな厳しい野次には慣れてると思うけど。
  • 決勝、三菱重工神戸vs日立製作所@日立運動公園野球場。とりあえず、決まった瞬間「那賀選手vs岡崎選手&齋藤投手」としか頭になかった(おい)。そして試合前に那賀選手と岡崎選手の談笑シーン見た時点で個人的に満足(早いよ)。で、試合は、三菱重工神戸・守安投手と日立製作所・梅野投手のガチ投げ合い投手戦。5回終了時点で試合時間が1時間ぎりぎりぐらいという。あの強風の中、特にフライ処理が大変だったと思うのだけど、皆ちゃんとしてたなあ。それどころか、ファインプレーも飛び出していた。4回表、日立製作所・小林選手の遊撃手横を抜けそうな当たり、宮崎選手がジャンプキャッチ。あれが抜けないんじゃなあ…。唯一の失策は梅野投手の、犠打処理からの悪送球ぐらいだった。ちなみにその犠打は那賀選手。かなり上手い犠打だったので、梅野投手が慌てたのかと。で、後半になると、日立製作所にヒットが出始めてきていた。流石に連投だし疲れたかなあ、と思うけれど、守安投手が連打は許さない。そうこうしているうちに、7回裏に試合が動いた。代打池田選手の四球と、石丸選手のランエンドヒットが決まって一、三塁。すかさず、三塁走者に代走小松選手。犠牲フライかスクイズ狙ってるな、と思ったら、宮崎選手がスクイズ敢行。ところがこれが捕手がワンバウンド捕球、スクイズ失敗か!と思ったら、小松選手が全速力で三塁へ戻り、その三塁を守る選手が誰もいない。…やってもうた。で、森山捕手の飛距離十分の犠飛で、三菱重工神戸がようやく先制。なんだかなあ…。で、8回裏、前の回で消耗した梅野投手を諦めて、齋藤投手登板。巡り会わせでいきなり齋藤投手vs那賀選手実現。そして初球ヒット。…那賀選手、意識してたのかなあ。変にツボった。で、四球が絡んで二死一、二塁になり、ここで代打水江選手と、途中代走から入っていた成松選手が連続適時打。ああ、2選手共に今大会は打撃調子良かったよね…。これが決定的になり、そのまま三菱重工神戸が逃げ切り。…9回表二死走者なしの時点で、ヒットを打った岡崎選手、いい意地を見たよ。首位打者賞を頂いたのだけど、最後の意地のヒットも効いたんじゃないかな。MVPは守安投手、敢闘賞は梅野投手。…いやあ…守安投手、あの富士重工業戦はなんだったのかという。あれで気合を入れなおした、んだろうな。→実際そうらしい(毎日新聞より)。鷺宮製作所戦と日立製作所戦は立派な投球で、納得の受賞。そういえばこれで、三菱重工神戸は日本選手権出場権ゲット。…昨年の予選で悔しい思いをした分、ひとしお、かな。近畿枠増加も個人的にありがたい。