昨日は神宮に行っていたので、とりあえず純粋な試合レポートから。
第一試合、Ｂブロック・NTT西日本vsかずさマジック。かずさマジック・久保投手は…なんというか、ピンチを作った時は我慢の投球をしていた。もしかしたらNTT西日本が攻めきれなかったとも言うのかもしれない。が、そういう時は一発で点が入るもので、NTT西日本・梅津選手がソロ一発で虎の子の１点。…が、かずさマジックはNTT西日本・安部投手が疲れてきた８回裏、四球と野選（！）で塁を埋めて安部投手を引きずり降ろし、伊藤選手が適時内野安打を放って同点。そのまま延長戦＆タイブレーク*1に突入し、またもや梅津投手が犠飛で１点追加し、その裏かずさマジックが点数取れずに終了。かずさマジックは、打線がもう少しなあ…。ちなみにブルペンでルーキー篠原投手*2がガンガン調整してたのを確認できて嬉しかった。結局今大会は投げなかったようだけど。
第二試合、メイン。Ａブロック・日本通運vs日本製紙石巻。日本製紙石巻の先発は沖山投手。…中大出身だとは全く気付いてなかった。下級生時代はちょっと投げたみたいなんだけど、その後はリーグでは全然投げてなかったとのことで。でも…これがなかなか良い投手。140km/h後半も結構出てた。日本通運をがっつり抑えていたので、意外と久古投手が抜けてても大丈夫だったんだなあ、と。日本通運で一番怖かったのは、小甲選手。昨年までは四番打者のことが多かったのに、この日は一番打者。いきなりバントヒット仕掛けてきたよ。…前日、タイブレークで満塁弾打ったくせに。まあ、脚かなり速いからなあ…。が、３回表、日本製紙石巻のチャンスのところで、打球が小甲選手の守っているセンター方向にふらふらと。結局滑りこんで取れず、これが２点適時二塁打に。ただ、それを取り返そうとしたのか、直後の３回裏にがつんとソロ一発かましたのは流石。で…そのまま１−２で試合が進んで、９回裏一死で打球が併殺コース、だったのに…遊撃手が悪送球して同点に追い付いて延長戦タイブレークという。…。何をしやがるんだ、日本製紙石巻・後藤貴司選手。…本当にねえもう…。御丁寧に主催の新聞社はそんなの記事にしてくれやがったよ。とほほ。タイブレークに入ってからは…10回は日本通運がワイルドピッチ（！）で点数を１点くれて、でも裏に小甲選手がきっちり併殺にならないゴロで本塁生還させて１点返すという、日本通運の自作自演モード。11回は…うん、たぶんね、日本通運はまさか澤村選手が２点適時失策するなんて思ってなかったと思うんだ…。見ていた私もびっくりしたもの。それでその時投げていた菅井投手が精神的に崩れてて、その後２連打食らって結局表の攻撃で５点追加。澤村選手は裏の攻撃で、自分が落とした２点を２点適時打で返してたけど…ちょっと点差があったなあ…。日本製紙石巻は前日にトヨタ自動車、この日に日本通運と強豪相手にタイブレークで勝利をもぎとるという大金星。いやあ…この展開は予想できないでしょ。その他の個人的ツボは、日本製紙石巻の三番打者が、早大時代は守備固めで使われていた川畑選手*3だったりしたのと、日本製紙石巻に後藤姓が３名いたことだろうか。一人が既存でいたのは確認していたけれど、ルーキーに後藤姓が２名いるとは思ってなかった。ちなみに、この日の三遊間はルーキー後藤ズ。もう一人の「ルーキー後藤選手」は岩手大出身とのこと。完全にノーマークだった。
第三試合、Ａブロック・トヨタ自動車vsJR東日本。寒さのために後半はかなりダレてしまったけれど、点数的には一番とった３−３。…ええ、延長戦でタイブレーク。この日の神宮は全部タイブレーク…。そして試合の行方は、10回裏にJR東日本のワイルドピッチでトヨタ自動車サヨナラ勝利。…ええと…。トヨタ自動車・川尻投手はなかなか球質が良さそう。ただ…もうちょっと制球力があるといいね。個人的にはトヨタ自動車・小島選手の内野安打を見て少々嬉しかった。やっぱり脚で見せてくれないとね。ちなみにこの試合でトヨタ自動車が勝利し、Ａブロックは日本製紙石巻が２勝、トヨタ自動車と日本通運が１勝。…日本製紙石巻が１勝チームにいずれも勝利していた。たとえ翌日勝敗数が並んでも、直接勝利で勝利した方が上とみなされるために、ここで日本製紙石巻の準決勝進出が決定。…正直、この強豪揃いのブロックで、まさかのことが起こってしまった感じ。
なお、本日の試合で、準決勝にはNTT西日本・住友金属鹿島・JX-ENEOSが来ることに。…日本製紙石巻は、結局JR東日本にも勝利し、びっくりの全勝。…いやあ、まさか、だな。
