日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

というわけで翌日に男子シングルSP話

先に会場の話。私が知っている大きな世界大会というと、バレーボールのW杯か柔道嘉納杯ぐらいだけれど、今まで行った大会で一番ブースが多かった。フィギュアスケートってそういうもの?冬季国体でも出会った「東京五輪誘致キャンペーン」ブースもあったけど。そして一番気になったのは来年の世界選手権のブース。だって来年スウェーデンベルントソン選手の写真!それにしても、バレーボールで御馴染み東京体育館でスケートを見るのは、変な感じ。
さて、演技内容はざざっとグループ単位で言及。

  • 第1グループ

一番良かったのはヌルメンカリ選手(フィンランドの選手。北欧の選手の名前は、日本には耳慣れない音が多いね)かな。衣装も動きも怪しかったけど。ドーナツスピン持ってるんだね。このあたりは日本でお目にかかりにくい選手なので、必死にチェックしてた覚えが。

  • 第2グループ

気になった選手はウチャー選手(チュニジア)。シャツがショッキングピンクだったけど(別に衣装が変な選手が好きなわけではない)、結構ところどころに面白い動き入れてて、好印象だった。あ、スロバキアのマチュプラ選手は美形(おい)。

  • 第3グループ

ミン・シュー選手に期待してたのだけど、私にはあんまりぴんとこなかったな。ジャンプ自体は綺麗だと思うけれど。気になったのはイサリオティス選手(ギリシャ)。ファーストネームはゼウスって読んでいいのかしら*1。長髪を縛ってて見た目の雰囲気が怪しげだけど、曲と振りが結構凝ってた。TESは全然出なかったけど、これはこれで面白い選手だなあと。

  • 第4グループ

妙にゼレンカ選手の応援が盛り上がってたのが一番印象かなあ。コバレフスキー選手(ウクライナ)のサーキュラーステップが割と好みだったかも。あと、フェルナンデス選手(スペイン)が途中でイナバウワーっぽい動きしてたような気が。違うかもだけど。

  • 第5グループ

とにかくメイビー選手が良かった。このSPはGPの放送で観てるんだけど、その時よりも物凄く印象が良い。ノーミスだったし、全部高いレベルだったんじゃないかなあ。第5グループで演技したのに結局7位だもんねえ。カナダ国内大会2位も納得。ブラッリー選手は…どうだろう。衣装はエライことになってたし、細かく振りは面白いんだけど。見た目的にはルータイ選手&ウルバス選手がいたので結構いい感じのグループ。

  • 第6グループ

個人的にメイン。とりあえず、「小さい人は相対的に落ち着きのなさが反比例する」説発生。リンデマン選手が練習前からちょこちょこ動いてたんで。そのリンデマン選手は、毎回転倒が多い選手だから覚悟していたんだけど…手はついたものの転倒なし。やった!リンデマン選手自体も、妙にキス&クライで御機嫌の様子。いい出来だったんだろうなあ。順位は16位だけど。でもってもう一人のベルントソン選手。なんかもう、演技の良し悪し(ちょっとだけジャンプは乱れていたけど、一応転倒はなかった)とかそれ以前の問題。生で観て正解だわ。この馬鹿馬鹿しさが(褒め言葉)たまらん。会場もウケてたし。順位15位。あと、気になったのはオスマン選手。キャッチフットスピンとかできるんだねー。大型選手なのに、身体柔らかいなあ。

  • 第7グループ

6分間練習の最後で意識飛んじゃった。第6グループで気力使い果たしたらしい。演技はテレビで放送されたから割愛。ベルナー選手の衣装とキス&クライでのファーストネーム入りハート型クッション抱える図は笑いが起こってた。かわいかったよ。あと、バトル選手のSPの曲は実は柴田・北垣選手のFSとかぶっている*2のだが…あまりにもアレンジが違うのでびっくりした。ピアノソロで、クラシックにしか聞こえないよ!本来はバンドネオンききまくりのタンゴなのに。バトル選手にはクラシックな方が合うかもしれないけど、バンドネオンの音色好きな私は肩透かし食らったような。ちなみにバトル選手、一番スタンディングオベーションが起こってた。

  • 第8グループ

演技はテレビで放送されたので割愛。とりあえず最後2つがプレオベール選手とサンデュー選手って、最後に面白いのが来たなあと。プレオベール選手のあれはもう笑うしか。でもジャンプの軸がぶれてたり、滑っている時にゴリゴリ音がしたりしてるから、実は好きな選手ではないのだが、面白さは認める。サンデュー選手のSP、個性が本当にサンデュー選手らしくて結構好き。ああ、高橋選手初見だったけど、やっぱりステップは結構好き。FSのが好きだけど。

*1:「Zeus」。英語発音は「ズース」って感じの響きだったけど

*2:ピアソラ「アディオス・ノニーノ」