日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

天皇杯全日本選手権・第4日in代々木第二体育館


階級が少ないので夕方に終わる平和な最終日。こっそり隣のLiveののぼりとか撮ってたり(え)

この日は表彰とかもあった。五輪代表の表彰とかもあったんだが。
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あれ?日下選手、昨日解説来てたよな…と思ったら、どうやらインフルってたご様子(御本人のSNSより)。お大事に…。それで某番組も欠席されてたんだな…。
こんな表彰も。
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高谷大地選手の表彰、なんからしくて良かった。

結果はこちら。
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この日の決勝の動画はAマット、5:57:00ぐらいからどうぞ。
解説は高谷大地選手・曽我部選手・尾崎選手。前日より真面目路線(え)というか、高谷大地選手の解説めっちゃ上手い…。御兄弟揃ってしっかりしてる…。女子の解説は尾崎選手も明快なので、女子の決勝の解説が素晴らしいことに。

男子グレコローマン60kg級。
優勝した稲葉海人選手、とにかく(この階級としては)背が高い。
…背が高いということは、身体が大分細い、というかこれはどう考えても減量大変そう…。ただ、手足が長いのは有利なのかな。投げ技も大変良い。
一方、準優勝の塩谷選手。とりあえずレスリング関係者からルックスが推されている(そこ?)いや、まあ、いいとは思うよ。個人的な好みではないけど(あ)というか、書き手のルックスの好みを考慮してはいけない。ただ、投げ技は本当に華麗。今回、スタンドからの投げ技は準決勝までなかったんで、それがもう少し出るといいなあ、はある出す暇がなかったのかもしれないけど。
決勝は…塩谷選手が投げにいったら、体勢崩れたところに稲葉選手がカウンター投げ、そのままフォール。甘い技だと返されちゃうねえ…。
ちなみに解説の高谷大地選手がしみじみと塩谷選手のミスについて語っていた。そうでしたね、五輪決勝戦そうでしたよねえ(遠い目)
3位は五味選手と曽根選手。五味選手もなかなか豪快な投げ技を出すので(一本背負いが得意技なのかな)気にはなるんだけど。

男子フリースタイル57kg級。
優勝した坂本選手、今年の明治杯の時(61kg級で出ていた)も少々いでたちが異色だなあ、となっていた。簡単に伝えるとチャラそう(あ)所属も見慣れない。確か昨年まで高校生だったはず。
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謎が解けた。アメリカでやっていくのか、なるほど。お姉さんもアメリカの大学にいるのかあ。ヘッドギアも珍しいなあ(というか、日本のレスリングルール的にありなのか、と今回初めて知った)と思ったら、アメリカのフォークスタイルの正装なのね。それは存じ上げなかった。動きもガンガンくるし、身体も大分柔らかそう。
準優勝の勝目選手も、山梨学院大の選手っぽく、スピードあっていい選手ではあるんだけどね。決勝はちょっとサポーターのある足を気にしている感じはあったなあ…。
3位には新井選手と弓矢健人選手が入った。いずれも実力者で、決勝来てもおかしくない2選手ではあるし、実際準決勝はかなりの激戦であった。
個人的に面白かったのは二宮健斗選手。前日のレポートでも名前を挙げたのだが、こちらも両スタイル選手(前日はグレコローマン55kg級)。というわけで、フリースタイルで試合しているんだけど、動きが凄くグレコローマンっぽいというか、スタンド状態から上半身の力でぶん投げて来るんだよね…。勝目選手にテクニカルフォールで敗退したけど、三決まであがってきて、弓矢健人選手に敗退とはいえ9-7という点取り合い。

女子53kg級。
清岡もえ選手と弓矢紗希選手の決勝。
…妹対決ですな(あ)清岡もえ選手は五輪金メダリストの清岡幸大郎選手の妹、弓矢紗希選手は上述の弓矢健人選手の妹。今大会は出場してないけどその上に弓矢暖人選手もいらっしゃる。というか弓矢家、更に弟さんいらっしゃいますよね…(あ)
ただ、決勝は清岡もえ選手が終始圧倒。弓矢紗希選手も攻めてるだけど、清岡もえ選手が凄い上手くいなすし、カウンターもできるし…。
3位は森川選手と中村成実選手。
森川選手は準決勝で清岡もえ選手に善戦してたなあ。
中村成実選手は法大…ということはエリートではないんだろうなあ…。三決で対戦した竹内美保子選手も日大だし(経歴的に高校が日大附属なのでそのまま進学した感)どちらもエリートな感じではなさそうではあったのかも。ちゃんと勝ち上がってきてるのだし、立派なものではありますよ。

女子57kg級。
優勝した屶網さら選手(フルネームで記載=ごきょうだいがいるので)、初戦も準決勝もフォール勝ち、しかも準決勝の相手は南條選手だったんだよなあ…。ちなみに、屶網さら選手は南條選手に一度も試合で勝ったことがなかったとのこと。そうなの…?
準優勝の新井選手は、どちらかというと粘って勝ってきたという感じ。
それが決勝の試合内容に出たのかも。
いきなり屶網さら選手がテイクダウン、そのままローリング×2。
が、新井選手も一生懸命攻撃していて、場外出しながらの2点。
その後もとにかく新井選手は攻撃していたが、最後の最後に
屶網さら選手がカウンターぶん投げ4点。
いい試合だよねえ。新井選手が何が良くなかったのかは解説を聴くのが正しい。
3位だが。片方は南條選手。フォールで準決勝敗退したけど、三決で高校生の木村美海選手に途中までリードされていたけど終盤逆転、しかも最後にフォール決めていったので、流石だなあと。
そしてもう一方の三決…日体大・藤山選手、準決勝で脚を痛めてたっぽかったんだよね。どう考えても無理そうなのに、わざわざ脚引きずりながら、マットに上がりにきたんだよな…。マットまでは人の手を借りていたけど、マット上では一人で歩いてきたからね…。勿論試合は負傷棄権なんだけど、そこは上がらなくてもいいのに、となった。
なので3位は相手の自衛隊・田村選手だったんだけど、その後に田村選手が藤山選手を支えながら降りて行った。
こういうシーンも珍しい。田村選手が日体大のOBで、藤山選手とも1年かぶってるのかな。そういうところもあるのかもだけど。