日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

しつこく話を続けて申し訳ないけれど、ちょっと気になったので

この日の試合の話。コメントでも非常に手厳しい内容を頂きました。頂いたのですが。
コメント頂いて、「ベンチは初めから勝敗を無視した起用を続けている」という言葉も頂いて、色々考えているうちに、はて、本当に勝敗を無視した起用なのかしら、という疑問が湧き出してきてしまったので、ちょっと考えてみた。
※あくまでも野球未経験者の素人考えなので、全然的外れかもしれないことは始めに明記しておく。
まず、前提として。びわ大(びわこスポーツ成蹊大)は前の日負けている。勝ち点をとるには、この試合を勝って、更に第3戦も勝たなきゃいけない。第3戦ではまあ、第1戦の先発投手だった高橋投手を先発起用するだろうね、ということで、できれば第2戦は投げさせないで、コンディションをより良好にしておかなければならない。
ところが第二戦、先発の津田投手が打ち込まれてしまったので、投手起用がちょっと難しくなってきてしまった。4回終了時点で2−8、6点差。ここで高橋投手投入、の目もあるだろうけど、第三戦考えたらロングリリーフはコンディション的に厳しくなる(津田投手の打ち込まれ方を考えると、第三戦目に切り替えて連投して長い回、はちょっと本人的の精神的にも厳しいかなあ、とも思う)。なので、まだ残りイニングもあるし打線が挽回できる可能性も勿論あるので、いちかばちかで経験は浅いけれども有望株の山元投手を使おう、は納得できる。実際頑張ったと思うんだよ、失点はちょっと守備的にまずいこともあったし。
ところが打線は点をとれず、失点が増えて7回7点差以上コールドが見えてしまった7回表、2−9の場面。ただし、7回裏に打線が挽回すれば、コールドを回避できる。ただ…7回表に無失点で切り抜けるのと、失点して終わるのでは、当然前者の方がよりコールド回避も高いし、勝利の目も見えてくる。1点であれば、犠飛でもスクイズでも内野ゴロの間にでもいいから、もぎとるのに比較的には楽にはなる。だとすると、7回表は「絶対失点してはいけない」イニングだったと思うし、失点しないために(連投になるけど)一番信頼感があると思われる高橋投手を注ぎ込むことは…そんなに勝敗無視の采配なんだろうか。むしろ、勝ちたいから(第三戦考えたら厳しくなるのは承知だけど、ここで終わったら第三戦もないので)注ぎ込む、って考えはできなくないと思うのだけど、どうだろうか。
ちなみにこれは一つの考え方であって、7回表に、リーグでの登板経験のない投手(でも疲れてない)を登板させて、相手が面食らう間に無失点に抑えるのを期待する、のもありだと思う。これはこれでリスクも高いけど。ただ、これで打たれても下級生に経験になるからいい、は個人的に何か違うんじゃないかと思う。その言葉は、このシーズンの勝ちを捨てて経験を積ませる、にも聞こえるから。
で、上記の考え方は、前週の京都学園大2戦目でもあったんじゃないかなあ。勿論、8回終わって1−6の時点で非常に厳しかったけれど、それでも試合を諦めるわけにはいかないし。そうなると、まず失点を最小限に食い止めなきゃいけないし…。結果的に裏目には出たけど。