天皇杯は3日間開催で、明治杯は2日開催。そのため、本日の13階級消化は本当に時間がかかった。プレーオフまで含めて、9時半開始で19時過ぎ終了だよ…。
時間がかかったのは、おそらく今期のルール変更のせいもある。2ピリオド制、1ピリオド3分、ポイントは試合トータル方式。7点差がつけばテクニカルフォール*1で試合終了、なのだが。実力差が僅差だと、どうしても点差がつかなくて丸々6分使っちゃう。これ、旧ルールが1ピリオド2分だから、丸々3ピリオドやってるのと同義なんだよな。
その代わり、バックをとる点数が実はちょっと変わって、自分が攻めていた上でバック取ったら2点、そうでなければ1点と変わったり。「自分が攻めていた上で」とか、そういう条件って結構分かりにくいよね。五輪のために、分かりやすいルールにするんじゃなかったっけ。ちょっとフェンシングの攻撃権を思い出したけど。
あと、ちょっとコーション*2のルールが変わって、グレコローマンはポイント取れなかった時のグラウンドレスリングルールがなくなって、コーション2回もらうと、グラウンドになって、バーテールポジションで不利な体勢しなきゃならなくなったり。それはいいんだけど、「何故ここで?」という「攻撃に消極的」理由のコーションが多くて。グラウンドにして点数を動かしたい気持ちは分かるんだけど…。なんかすっきりしない。
さて、ルールの愚痴はいいとして、本日の内容を思いつくままに箇条書き。
- 今回男子で若手で良かったのは、フリースタイル55kg級で準優勝した高橋侑希選手と、グレコローマン60kg級でベスト4の雨宮選手という山梨学院大勢。グレコローマン55kg級でベスト4の太田選手(こちらは日体大)も良さげ。
- 今回、同門対決が結構多かった気がする。まあ、出身大学は結構かぶるといえばかぶるんだけど。
- サンケイスポーツは凄い写真撮影してた。試合終了後の、宙返りした瞬間って。ところでグレコローマン55kg級の表彰は、実は今回会場に来ていた(力士は毎回来る)琴欧州関だったのだが、表彰台に乗ってる田野倉選手よりも、表彰台の下に立ってる琴欧州関の方が背が高かったなんて(略)
- 男子フリースタイル74kg級。現地で見ていても思ったけど、こんなに圧勝なのか、高谷選手(日刊スポーツより)。最後もテクニカルフォールだったしね。まあ、そのせいで、結構調子にのってALSOK応援団にアピールしまくってたけども。あんなキャラなのね。ただ、日刊スポーツの記事の最後のコメントはいいね。世界で勝ちたいなあ。あと、割とコートの傍で着替えたりするから、大分上半身の筋肉を堪能させて頂いてありがとうございましたと(おい)
- ああ、女子59kg級の伊藤選手、肩脱臼してたんだ(日本レスリング協会より)。包帯がっちがちだったもんね。それで優勝って…。
- そういえば、「九州共立大の入江選手」はやはり姉妹なんだ(日本レスリング協会より)。今は階級が違う(姉:48kg級、妹:51kg級)のだけど、姉妹での優勝は残念ながら適わず。ってそれ適ったら大分凄いな。姉妹レスラーは結構多いとはいえ。