日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

月刊バレーボールに載ったから解禁で

2013/03/17の、第1試合終了直後の話。
終了直後、警視庁メンバーの胴上げ発動。その時点で顔を顰める。いやあ…警視庁で胴上げ、と言われると…つまり「アレ」が待っている、というのは慣例で。でもほら、胴上げされているの主将だから、そんな意味じゃないかもしれないし!と個人的に必死に自分を騙していたのだが。だが。
…そんなに大泣きされたら騙せないよ…リベロさん…。
いやもうやめてくれと。そんなに泣かれたらこっちもくるんだよばかああああ。というか、それで胴上げされた本人ももらい泣きっぽかったし。
で、そんな状況で、ただならぬ気配を感じ取ってあれあれ?って感じになってたのが、逆側にいた東京ヴェルディの応援団で。そこに、胴上げされた当人は、出向いて挨拶に。そうだよね。古巣だものね。
挨拶を終えて背を向けたその人に、東京ヴェルディの応援団がエールを送る。ついさっきまで敵チームの主将に、その昔、自分達のチームにも力を貸してくれた人に。
自分が彼を最初に見たのは高校3年生当時の春高で。ツーセッターだけど、あれだけのスパイクが打てて、解説*1絶賛で。でも身長がないから、将来はセッター一本化かな、なんて言われていて。
結果的には、実業団でもスパイカーとしても素晴らしくて、エースで鳴らしていた前監督も多分頼もしく見ていて。それでもセッターとしても頑張れて、きっと元々セッターの現監督からも合格点をもらっていて。率先してスパイクレシーブを拾いにいけちゃうセンスも持ってて、だからこそ「本物の」セッターではなかったのかもしれないけれど。
…最初に見た時から12年。ぴちぴちだった高校生が、三十路を踏む。時は流れる。
現役最後のプレーを、気にかけているチームの一員として見られたこと、何よりも嬉しかった。そして、まだまだ出来る、と惜しめるのは、良いことなのだろう…。
お疲れ様でした、中田選手。いい選手に出会えて、私は幸せだったよ。
…大泣きした同い年のリベロさんは、彼の分も込みでこれからも頑張ってくれ(いきなり重荷背負わせた!)
そういえば、富士通も藤森選手引退なんだよなあ。…藤森末っ子がとうとう引退とか、年とったもんだ、本当。

*1:中垣内氏