昨日、来シーズンのワールドカップを決めた皆川選手のブログより。
本来スポーツを続けるフィールドがオリンピックであってはならないと自分は思っています。野球、ゴルフ、アメフト、バスケットなど、本質から言えばオリンピックに左右されない場所がスポーツのあるべき姿だと考えています。日本では興業として成り立っているスポーツがあまりに少ない、だからこそ国からの助成金を使いオリンピックをターゲットにスポーツを頑張るしか無い現状があります。事実、ここ数年スポーツに関する税金の使い道でJOCや各スポーツ連盟の問題は絶えない、、、。
JOCも各スポーツ連盟も決して悪い事をしている訳ではないと思うが、スポーツの本来あるべき姿を定義づけられていない現状が問題なのだと思う。
選手でもやっぱりそういうこと考えている人がいる。
…ただね、「オリンピックに左右されない」ように「存続できる」スポーツにするのは、相当難しい。正直言うと、それが世界規模でできているのは、ゴルフとテニスと…サッカーもかな。そのくらい。
野球・アメフト・バスケは、世界規模で支えていると言ったら語弊のあるスポーツ３点だ。アメフトとバスケって、結局アメリカの国内スポーツとして人気があるわけで。NBAとNFLの「N」は「National」だよ？アメリカという国は世界ナンバーワンになるの大好きだから、自分の国のものを世界と言って憚らない人達だけど、アメフトとバスケの「世界大会」が盛り上がってこその「左右されない」スポーツじゃないのかなあ。野球は、幸い自国リーグが盛り上がっている国が何カ国かあって、その中ではメジャーだけど、それ以外では正直マイナースポーツ扱いなわけで。ブラジル代表が「五輪ないからお金出してもらえない」とか言っちゃうようなスポーツ、世界規模で支えられてるなんてとても言えないよ。WBCだって、結局MLBが幅利かせてるんだし。公式サイトもMLBが映像出してたり、それより何より、WBC公式の選手名鑑、MLB（MiLB含む）の選手名鑑サイトと「だけ」リンクしてるんだよ？他国内のローカル選手なんて知らんがな、俺たちはMLBだけ分かりゃいいんだ、状態。ええ、これ見た時、アメリカの傲慢さを感じ取って非常に嫌な気持ちになったとも。だから、雑多チームのブラジルに頑張って欲しかった気持ちもある。「MLBの選手が多いペルーに勝った」って言われると、どうだざまあみろMLBと毎回思うし。だったら日本応援しろと言われるかもしれないが、NPBのアレっぷりと選手会のアレっぷり聞いちゃうとなあ…。
閑話休題。もしかすると、アスリートにとっては、レベルの高い環境で、自分達がやりやすい環境で出来れば、それが本当に「世界大会」なのか、どこぞの国が裏で糸ひいている「なんちゃって世界大会」なのか、そんなことは関係の無いことなのかもしれない。後者だと、「それって本当のフェアじゃないんじゃないの？」とは思うんだけどね。まあ…アルペンスキーに関しては、競技場が限られるって話もあるのでね…元々フェアとは言い切れないスポーツなのかもなあ。
とまあ、相変わらずぐだぐだ言って結論のないまま終わる話。
