というわけで、「/ja あやつる YmrDhalmel」様に御協力。とはいえ、私も今季のジェイテクトは見てないので、ジェイテクト以外のチームガイドを。警視庁の弱点暴露になりそうだが。
- トヨタ自動車（１勝１３敗、現在９位。残り２試合）
今季はサイド主体のチーム。…もう少しセンター使ってもいいんじゃないかと思わなくもないけれど。サイドはなかなか力強いけれど、たまに「何故ここでどうして」と言いたくなるようなミスが連発してしまうのが、下位低迷してしまっている理由か。サーブは良くてチームサーブ効果率が高い。下位入替戦は残念ながら決定済。
＜注目選手＞
小山博志選手：主将でスーパーエース。チームの大黒柱。お兄さんの方。TOYO TIRE移籍して、チームに兄弟揃い踏みに。上背はバレー選手としては普通だけれど、でもいいスパイク持ってる。たまにミスが連発するけれど、それさえなければ怖いエース。
小山純志選手：レフト（ウィングスパイカー）。弟さんの方。元々リベロをやっていたのに、スパイカーになったらなかなかキレのあるスパイクを放つ。元々リベロなので守備力は高め（だけど、リベロ専門だった時よりちょっと落ちてるかも…）。サーブもいいから、リベロだと勿体なかったのかもしれない。
上道選手：レフト（ウィングスパイカー）。スパイクもツボにはまればいいけれど、それより強烈サーブが印象的。現在サーブ効果率トップ。
- 近畿クラブ（３勝１２敗、現在８位。残り１試合）
大元はTOYO TIREという企業チームだったのだけれど、今では選手が様変わり。近畿大の現役学生選手が多いが、現役以外（内定も含む）だと関西地方の各大学の選手も。ここも攻撃力はあるけれど、どうもミスが多い。若い選手が多いからなのか。また、チーム全体の平均身長は高いながら、何故かブロックの印象が薄い。もうちょっと出そうなのに。下位入替戦の残り１枠を大同特殊鋼と押し付けあっている。
＜注目選手＞
東選手：スーパーエース。チームの大黒柱。サウスポーの利点もあって、なかなかブロックには捕まらない印象。自分でミスさえしなければ…。
中田選手：レフト（ウィングスパイカー）。東選手はやや細身のバレー選手体型だが、中田選手は幅がある。その体躯で重そうなスパイクが印象的。
- 大同特殊鋼（３勝１２敗、現在７位。残り１試合）
３勝とはいえ、１勝は１位チームであるFC東京から、現在までで唯一の黒星をもぎ取ったもの。この時の試合を観ていると、一体何故このチームが３勝しかしていないのか、不可解。調子の波が激しいのかもしれない。チーム平均で上背はないが、サイドの選手が個性的なためか、ノッている時のコンビバレーはちょっと止められそうにない。ブロックはやや弱いか。陸続きならチームバスで愛知からどこまでもやってくるとの噂あり。今でも？いずれにしても、沖縄なら飛行機移動しかできないだろうけど。下位入替戦の残り１枠を近畿クラブと押し付けあっているが、現在昇り調子。Vチャレンジリーグでアップゾーンの騒ぎ方が好み（富士通と１、２位を争っている、個人的に）。
＜注目選手＞
若山選手：スーパーエース。近畿クラブより移籍。チームの大黒柱。チームで一番の長身で、スパイクもブロックも、ノッている時は手がつけられない。前述の対FC東京戦では獅子奮迅の活躍。現在アタック決定本数トップ。
西久保選手：レフト（ウィングスパイカー）。こちらはどちらかといえば低身長だが、若山選手加入前はスーパーエースと言っても差し支えはなかった。普通に３枚ブロックを打ち抜くことも。更にサーブレシーブの要で、サーブも強力なユーティリティプレーヤー。
上野選手：レフト（ウィングスパイカー）。こちらも上背はそれほどではないが、天賦のバネを所有。肉体能力を目一杯使ったダイナミックなプレーヤーで、ノッた時は若山選手以上に危険な存在。レシーブは年々向上しているように見受けられる。実は個人的に贔屓。
- 警視庁（６勝８敗、現在６位。残り２試合）
個人的贔屓チーム。前半はまずまずの調子だったものの、ここのところ調子下降気味。理由はブロックの要の福田選手の怪我。引退もあって、センターが新人頼みになっていて、元々武器だったブロックが出なくなっている。クイックスパイクだって頼りにするには酷というもの。スーパーエースは確かに要だが、もうベテランの域。あんまり頼られても困っちゃうよ。更にレシーブの要の松本選手が前週に怪我をしたという情報が。正直、最終週にちゃんと戦えるかどうか、不安一杯。さて最終週のサイドスパイカーは、松本選手・大川選手・幸田選手（でリベロ大川選手）の誰でしょう？ははははは（乾いた笑い）チームのサーブ効果率は高い。サーブレシーブは例年、粗い。現在は入替戦争いから外れてしまったが、１つでもいい順位を狙って欲しい。
＜注目選手＞
堀江選手：スーパーエース。チームを長年支えてきたベテランエースで主将。ベテランになったせいか、最近挙動不審さが影を潜めて、随分主将らしい行動をとっているなあ、と思わせる。上背はそこそこなので、スパイクが止まらないのは長年の謎（待）普通のフローターサーブが、何故か連続得点に繋がることも多い。色々言っているが、これでも書き手は堀江選手ファン暦十年で、書き手を警視庁に引き込んだきっかけである。トスが集中するので、今季は疲労で連続試合の２日目が調子が悪かったりするけど、あと２試合なので、奮起を期待したいところ。
池ノ上選手：セッター。地味だけど、セットアップ技術はかなり高いベテラン。今季は残念ながらセンター攻撃が使えていなくて、苦労している感が。今季は割と髪型が地味なのが残念（そこか）。ジャンプでもフローターでも巧いサーブを持っていて、今季も現在サーブ効果率２位。
下田選手：レフト（ウィングスパイカー）。とにかく頑張って欲しいという願いを込めて、挙げてみる。スパイクにも強烈なジャンプサーブにもいいものを持っているし、上背もあるし、ブロックだってそこそこ出るのだから、あとは波さえなければ。サーブレシーブには目を瞑っているから、あと２日間、大暴れを。
- ジェイテクト（１０勝４敗、現在４位。残り２試合）
見てないので状況が分からず。ただ、上位入替戦がかかっているので、その辺り、燃えるのか、力むのか。ブロック決定率は高いがサーブ効果率は低い。レシーブを崩していない分、接戦になる可能性も？
さて、今度は沖縄大会のマッチアップを御紹介。
土曜日第１試合・ジェイテクト対トヨタ自動車：トヨタ自動車は下位入替戦決定、ジェイテクトは上位入替戦がかかっている。正直、実力的にもモチベーション的にもジェイテクトの方が上か。でもジェイテクトが力みすぎることも考えられるので、トヨタ自動車は腐らず頑張ってもらいたい。こんなこと書いているが、個人的にこの試合を観られない可能盛大（飛行機が試合開始後に到着するんだもん）。
土曜日第２試合・警視庁対近畿クラブ：前回の対戦は警視庁のストレート勝ちだが、今回は更に警視庁が手負いの可能性あり。近畿クラブもノッている時は怖いし、下位入替戦を免れたいだろう。競った試合になる気もする。
日曜日第１試合・大同特殊鋼対トヨタ自動車：大同特殊鋼は日曜日だけの試合、しかも前週も１日だけの試合で体力は十分と思われる。しかも前週の試合には勝利。更に下位入替戦を免れたい気持ちも強いので、もしかすると一気にいってしまう可能性も。トヨタ自動車は食らいつけるか。
日曜日第２試合・ジェイテクト対警視庁：ジェイテクトのモチベーションは高い。手負いの警視庁が食らいつけるか否か。ただ、警視庁のスーパーエースは張り切っている予想あり（大学の大先輩の泉川選手と対戦）、その辺りがどう働くか。
というわけで、沖縄大会はアクシデント（仕事が入るとか携帯の電波が届かないとか）がない限り、速報予定。個人的には、無事に楽しくいい試合が観られますように。
