日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

いつもお世話になっております

「/ja あやつる YmrDhalmel」様に毎度トラバさせていただいております。この「王国」話は同意。ただ、秋田市には一度、柔道の実業団団体で2年前にお邪魔していて、その時抱いた印象では、「秋田市内にはスポーツ関連施設がゴロゴロあって、それを全部繋ぐバス路線も一応あった*1」ということ。該当大会を開いた武道館は、国体のために新設した武道館であった。これを巧く生かして、強さよりも「競技ができる窓口」を増やしたら、「王国」って言ってもいいと思うんだけどなあ。愛知が「フィギュアスケート王国」って言っても腹が立たないのは、強豪選手を出しているからではなくて、「スケートリンクが多いから」なのだし。
ちなみに夏季&秋季国体というのは、どうしても主催都道府県が優勝しようと躍起になるもので、そうした方が主催都道府県の地元の人間にアピールできるからである、と思っている。だって、国体行ってみたら、地元チームの応援が全然違うもの。結局そういう応援している人たちは「地元頑張れ」→「地元に勝って欲しい」の意識が強い。そして負けてしまったら、その競技ははいそれまで、なんだよな。そして地元の人が一番交通的には来やすい観客であるわけで、地元が負けたらその競技を観戦しに来る人は減ってしまう。勿論それで、その競技自体に興味を持って、そのまま見続ける人が少しでも増えてくれると…いいのだろうが。希望的観測だなあ…。
スポーツは勝敗がつきやすい分、勝利の味ってものを追い求めてしまう部分があると思う。それは致し方ない。それだけじゃないだろうって求めたいのだが…その辺は人間の本能と理性の問題という気もしなくもないわけで。モラトリアムですなこれも。
そういえば、高知国体だったかな。露骨な強化図らないで国体を開催したら、結局高知が総合優勝逃がしたのって。これで優勝していれば違ったのかもしれないなあ…。*2
ところで一つ気になるのは、「競技ができる窓口」ができるのは良いことだと思うのだが…「競技を無理やりやらせる窓口」はできて欲しくないなあ、と。私は運動神経もなければ不器用で、技術を覚えるキャパシティすらない。「窓口を作りました、だからやれ」っていう学校には行きたくないなーというのは本音。これは日本の教育の体質なのか、日本人の体質なのか、それとも人間の本質なのか、なんだかわからないけど、「こういうのあるけど、どう?」とはならない気がしてならないんだよなあ。どんな状況でも。

*1:もう少し本数があるといいが、他地方考えたらマシだと思う

*2:更に余談だが、高知国体の柔道成年男子・高知チームは地元出身者の中田氏(現セコム男子部監督)が、強化してくれないから、強豪選手を自分のツテで誘って出場した、っていう話があったなあ。「近代柔道」のバックナンバーで見た