日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

V.LEAGUE DIVISION2男子&DIVISION3男子in埼玉大会

埼玉なのでアザレアホームゲームに、V3が合同ゲームとなった。
V2もV3もラストゲーム、警視庁も最終日にラストの試合となった(V3、最終日の試合は4チームのみだったので)。
坂戸は初めてのはず。最寄駅から徒歩30分、と挑まれたら戦う(そんなところで戦うな、バス使えよ)。坂道はないので、道に慣れてしまえば、そこまでしんどくないかなあ。羽村とかそんな感じ。騎西加須駅まで歩くよりは(騎西はそもそも徒歩移動を推奨してないが)全然近い。
…雨じゃなければな(遠い目)強風でなくて良かったけど…。
しかし、アザレアのホームゲームは総じて交通の便がよろしくない…というか、埼玉の体育館への交通の便がアレ。徒歩移動だと、三郷(三郷中央駅から)<坂戸<騎西って感じかなあ。三郷は案内されてないけど、三郷中央駅から全然歩けるのよね。20分かかんないよ。


第1試合はV2、富士通カワサキレッドスピリッツvs埼玉アザレア。
アザレア、いつ以来だろうか。
で、実は前日リリースがありまして、だね。


また、アザレアで名前をよく存じ上げている皆様なのですな。暫く拝見していなかったので、この場にいていいものやら、ちょっと困りつつも。
あ、そうそう、当然アザレアホームゲームなのでアザレアの応援団はいるのだが、今回はなんと富士通の応援団が坂戸に集結。ああ、まあ、2位がかかってるのは当然あるんだけども、結構意外だった。ホームゲーム以外で集まることってあんまりないからねえ…。
富士通はこの試合で勝つと、V2の2位が確定する。ただし負けると…うむ。

で。この試合はセットごとに話をしていく。
第1セット。拮抗気味、アザレアやや優位、という感じ。というか、アザレアいい動きだった。オポジットの李選手が中心ではあるのだけれど、ウィングスパイカーの森田選手・田中選手も満遍なく使い、高身長でサウスポーのミドルブロッカー荒木田選手もバリバリと。富士通もかなり翻弄されてた感じはする。
で、富士通はちょっとレセプションが怪しかったんだよな…。アザレアがレセプションきちんとしてた(元々レセプションは自信のあるチームのはず。リベロ川崎選手も健在だしね)のもあるけど、富士通がちょっとミドルブロッカー使いづらいかな、というぐらい。
で、実は富士通にちょっとしたハードラックな判定が多く出ていた。ホームが有利判定とかそういうのではない、と思う。
で、富士通が土壇場でジュースまで持ち込んで、これからというところで、とても微妙な反則判定が富士通に。何があったかというと、後衛の選手がトスを挙げたら、ネットをぎりぎり超えて相手の方に入っちゃった判定。
ただ、このボール、結局は富士通側にあってスパイクを打つ形になってたので、本当にギリギリのギリだった…のかな…。正直、観客の目では全然分からなかったんだが。
ただ、これは富士通側が全く納得いかずに猛抗議。挙句の果てには谷平選手がガチギレで暴言吐いてしまってイエロー。…いや…谷平選手がガチギレは、正直驚いた。プレーヤーとしては割と冷静なタイプなので。こんなにガチギレするタイプだったか…。
ともあれ、これでアザレアが第1セットゲット。

で、第2セットは富士通が全然エンジンがかからず…。第1セット最後を完全に引きずっていた。アザレアが大量リード。
で、ベンチが動いて、江藤選手と谷平選手(まあねえ…)が次々に下げられ。長谷山選手と浅野選手投入。ここで長谷山選手…!元々正セッターだけど、恐らく今リーグ直前に故障されてったぽくてずっといなくて、前日に久々に試合に出た、という状況。
状態が気になったけれど、なんか最初から上手くフォロー入るわブロック出るわ。おっと。長谷山選手って割とチームを調子づかせるというか、いじられキャラ系なので、ちょっとチームの雰囲気を変えてるのもあるし。
浅野選手はずっと変わらず飄々とプレーされているし。
で、アザレアとの点差が結構詰まって接戦に。
ただ、それでもアザレアが逃げ切ってセットをとり、2セットゲット。

崖っぷちの富士通は第3セット、田中選手を下げて加藤選手を投入。
おお、なんかベテランが増えてきた。…ベテランが増えると賑やかになるのよね、富士通(あ)崖っぷちではあるのだけど、賑やかになってチームの雰囲気もどんどん良くなっていく。
加藤選手が応援団に向かってドヤ顔したりしてて、あ、うん、加藤選手こうなりましたねってなったり(え)
谷平選手が下がっているので柳田選手の負担が結構大変(実は試合の途中から、合間に足を伸ばすシーンがちらちらあったので、身体は相当きつかったと思う)なんだけど、それすら笑い飛ばしてた。
柳田選手、若い頃から身体の力全部乗せるようなスパイクを打つので、ちょっと心配になったりもしたんだけど、もうベテランという年まで頑張れてるなあ…。
アザレアも終盤で、この日がラストプレーになる川畑選手を入れてきて、少し流れを引き戻す活躍を見せる(正直ちょっと嬉しかったなあ…)のだけど、富士通がそのまま流れで押し切る。

第4セットも富士通優位。
ここまで頑張ってきた内定選手の樋内選手がちょっと疲れが見えてたので、途中から富士通は満を持して、谷平選手を戻してきた。…頭冷やす時間を十分に与えてたなあ、これ。ベンチはいい判断だったと思う。
ちなみに樋内選手、アップゾーンでの行動を見る限り「あ、富士通に似合う人材だ」と思ったりした(え)
アザレアは全然反抗できていなかったわけじゃないのだけど、富士通の勢いが全然止まらない。
第4セットを富士通がとってフルセット。

この流れでフルセットに入ると、アザレアは別にミスしている感じではなかったのに、富士通優位で進んでいく。優位ぐらいで済んだのは、アザレアが頑張ったから、なんだけど。
書き手はこの試合、実は最後の方はとても冷静に拝見していた。
これは…富士通がアザレアと試合している、んじゃないのかもしれないな、と。言うなれば、富士通が自分たちを鏡に写して戦ってるんじゃないかって。
今季、書き手はV2を殆ど拝見していなかったけれど、富士通を拝見した時に「ああ、結構苦労してるんだな」という印象を受けて。まあ、長谷山選手のこともあったし、最初の方は記録だけ拝見していてもかなりセッターをどうするか苦しんでいたようだったしね…。
凄い苦しいシーズンだったと思うんだよ。それに打ち勝とうとしているような、そんな風に見えた。
…まあ、結局、自分たちの鏡どころか、鏡を掛けてる壁ごと打ち壊してる感じになってたけど(あ)
第5セット途中だったかな、途中で柳田選手が「ここから楽しむよ!」って声をかけていたのが印象に残っている。
こうなれば自分たちが強いのを、彼ら自身が知っている。「強く」の前に「明るく楽しく」をつけるようなチームスローガンが現すように。
富士通が第5セットをとって逆転勝利、V2の2位もこれで決めた。
ヒーローインタビューは柳田選手。なんというか、とても立派なインタビューだったよ。アザレアにも言及していたし。

試合後、アザレアは引退&退団セレモニー。
退団はこの日も時々出場していた(前衛でセッター赤川選手と交代してトスを挙げてた)渡辺選手と、荒木田選手。荒木田選手は海外リーグ挑戦とのこと。この日の能力を思えば不思議じゃないなあ。
引退する選手も退団する選手も、この先に良いことがありますよう、祈って。
あ、そうそう、富士通は中川氏が(現役時代のユニフォームを着て)コート外から応援してたりしたのだが、アザレアの引退する方々にわざわざ挨拶に行っているのも拝見した。その辺りとは戦ってるものね…。



第2試合はV3、警視庁フォートファイターズvsクボタスピアーズ
警視庁とクボタ、ちょっと間は空いたけど連戦なんだよね。
3/12はクボタが圧勝だったし、あんな第1試合の後で、そもそもいい試合できるのだろうか…と結構な後ろ向き。この日も神谷選手がいらっしゃらないし(結局3月はずっとおられなかった…)。
…と、思ってたら。
ええと、試合結果を先に言うと、警視庁がストレート勝利。
何が原因って…クボタ、大崎選手が不在なんだもの。前日のB票見てなかったんだけど、この週は不在だったようで。
最初の2セットは田中選手、3セット目は小磯選手がセッターだったけれど、やっぱり何か「違う」んだろうね。逆に言うと、内定選手でそれだけ存在感のある大崎選手が凄いのだけど。
クボタは実は応援団が来ていて(最終日なのと、チャレンジマッチ応援練習も含めているのかもしれない)、応援団の方、クボタは普段こんなものではないですからね!?と凄いフォローしたくなった。
で、警視庁もこの日は動きが良かった。
平原選手が好調だったと思う。あれだけ打つ方も奮闘してくれると、ボールが集まりやすい齋藤選手が凄く楽なんじゃないかなあ。
小山選手も頑張っていたし。喜ぶ姿可愛かったし(ぼそ)
阿部選手がアタック決定率が少し良くないのだけど、そんなできなかったっけ?と思うぐらい(多分アタックというか、押し込む感じのプレーを結構していてそれを拾われていたので、それもカウントされてるんじゃないだろうか)。
警視庁には何も文句がない。
試合後にちょっとダメージ喰らったけど(何)いやあの…あなた方のそれは…な…(遠い目)


ともあれ、リーグ終了。
選手スタッフ関係者の皆様、お疲れ様でした。
チャレンジマッチは結果を遠巻きにしようと思う。