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スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

神奈川一部秋季・桐蔭横浜大vs横浜商科大in横浜スタジアム(9/22記載)

神奈川一部秋季は先週無観客で開催されたので、これが2週目。とはいえ、1日雨天中止なので、1試合だけ消化した状態。今回のリーグは勝率制なので、毎カード2戦しかやらないよ。
桐蔭横浜大は前の試合では鶴見大に圧勝。ただ、昨年秋季に結構フル回転状態だった三浦投手・関野投手(現・JPアセット証券)・登坂投手(現・オールフロンティア)・加藤投手が卒業しているので、どうなるのかな、と思ったら、昨年春季には先発していた左腕の片山投手が台頭したようで。前も取り上げたけど(カナロコ(神奈川新聞)より)故障してたんだね。ちなみに有料部分を読むと(書き手はカナロコ有料登録してる)おっ?ということが書いてあったりして「え、もういいの?」ってなったりとかしている。あ、ちなみに昨年秋に投手成績(防御率)2位でリリーフで活躍してた加藤投手は昨年のMature Cupで二塁手やってた加藤投手のことね。Mature Cupで野手出場をして、秋季リーグで投手として頑張る選手ってのは珍しいのでは、と。登板してるならともかく。
横浜商科大は前の試合では神奈川大に敗退。とはいえ、左腕の藤村投手と右腕の川村投手が軸なのは変わらないのかな。前の試合は1試合しかないから、どちらもつぎ込んできたし。逆にこのつぎ込みだと、リリーフの頭数どうなんだろうという気もしつつ。
試合の話に。横浜商科大の先発は想定通り藤村投手。2回裏。今年の主将の加賀選手がヒットで出塁すると、投犠打で進塁し、今年からマスクをかぶっている森下捕手が適時打。正直、森下捕手がスタメンになったのはちょっと驚いた。大貫捕手(現・JPアセット証券)が卒業してるけれど、昨年からちょこちょこ出ていた手島捕手が引き継ぐのかと思ってたから。その後、森下捕手が二盗を決めたりした(横浜商科大も警戒してなかったような)りしたものの、ここは藤村投手が踏ん張り、後続を断つ。が、桐蔭横浜大が1点先制。
更に3回裏。昨年秋季の首位打者・瀬戸選手が三塁内野安打(ぼてぼての当たりで、投手が追いつけてたらアウトとれたかな、という感じ)で出塁すると、なんか報道がざわついてる(これはスポーツ報知)渡部選手が二塁打で続く。ここで吉田賢吾選手が中犠飛桐蔭横浜大が1点追加。ちなみに吉田賢吾選手は初見だなあと思ったら、実は捕手登録。この日は一塁手出場だった。更に浅野選手のライナーの当たりを三塁手が弾いた(三失)ものの、二塁走者が動けず、結局それ以上の得点にはならず。
桐蔭横浜大の先発は上述した片山投手。落ち着いて抑えていたけれど、4回表。小田桐選手がバックスクリーンソロ一発。横浜商科大が1点返す。
1点差に詰まった直後の4回裏。森下捕手が、三ゴロかと思って三塁手が待ってたら、三塁ベースに当たってぽーんと大きく跳ねる(!)三塁内野安打で出塁すると、内山選手が二塁打で続いて、無死二、三塁の桐蔭横浜大のチャンス。が、走者が動けない二ゴロ&浅い左飛で二死までこぎつけ、渡部選手にはカウントを悪くしたので勝負を避けて四球を出した後、きっちり後続を断って、藤村投手が踏ん張った。これはターニングポイントだった気がするなあ…。
直後の5回表。昨年秋から正捕手のアクシデント(遠い目)もあってマスクをかぶっていた粟田捕手がヒットで出塁すると、投犠打で進塁。ここで鷲田選手が適時打。鷲田選手はこの試合3安打。左打者なのに左腕の片山投手から。前の試合は打ててないみたいなんだけど、まだ2年生なので、ここから伸びるのかもなあ…というのは。横浜商科大が同点に追いついて、これで試合が振り出しに。
ところが6回裏。山根選手が四球で出塁すると、すかさず二盗。ここで瀬戸選手が左翼頭上越える当たりの適時二塁打。瀬戸選手は昨年ちゃんと成績残してるんだけど、見た目小柄(167cm)でそこまでがっちりしてるわけでもないから、こういう打球見るとつい驚いてしまう。桐蔭横浜大がこれで1点勝ち越し。瀬戸選手はこの後三盗も決めたけれど、藤村投手が後続を断って踏ん張る。
ところが終盤の8回表。小田桐選手の詰まった当たりが遊撃手と中堅手の間に落ちるヒットになると、浅賀選手がヒットで続き、更に須田選手が遊撃内野安打(遊撃手がぎりぎり追いついたけど、どこにも投げられず)で満塁に。ここで途中代打から出場していた野道選手が四球を選び、押し出し。横浜商科大が同点に追いつく。片山投手はここで降板。この回は、投手には不運な当たりもあったけれど、恐らく今年は主戦投手でやっていくので、ここは抑えたかったよねえ…。で、ここで長身右腕の森屋投手にスイッチしたのだが、ここで粟田捕手が2点適時打。横浜商科大が逆転して2点リードに。終盤でこれは大きい。
更に9回表。この回から桐蔭横浜大は左腕の穂坂投手にスイッチ。が。鷲田選手が四球で出塁すると、犠打で進塁し、主将の浅見選手がヒットで続く。更に浅見選手が二盗を決めて二、三塁とすると、小田桐選手が四球で満塁。…というか、穂坂投手、ちょっとストライクゾーン行方不明になってないか…(あ)というわけでここで降板、右腕の本田投手に交代。ところが、ここで浅賀選手へストレート四球押し出し。まあ、急に一死満塁だったけども…。更に須田選手は二併コース、二塁はアウトになったけれど一塁がセーフになり、この間に一者生還。横浜商科大が更に2点追加。
一方、藤村投手は8回・9回をパーフェクトに抑え、横浜商科大がそのまま勝利。この試合、「先発投手をどちらが先に崩せるか」がポイントになったんだと思う。というか…多分どちらも、その後のリリーフがちょっと苦しいのかな、と。桐蔭横浜大、一人心当たりがあるリリーフ、ベンチ入りしてないんだよね…*1。なので、先発をどこまで我慢するかも凄く重要そうな2チームではある。
なお9/22は桐蔭横浜大が殴り勝った様子。…川村投手、投げなかったのね。ベンチ入りはしてるんだけど…。

*1:今年の神奈川大学連盟はtwitter速報を始めていて、ベンチ入りまで見えるようになってる