代休を調整したらこの日になった。元々野球を見に行くつもりじゃなかったんだが、よくよく週末の観戦予定を考慮して、土曜を南関東、日曜を北関東、としたら、オールフロンティアか新日鐵住金かずさマジックのどちらかが見られなくなるなあ、と思い、急遽県営大宮へ。
オールフロンティアは２年振り。オールフロンティアの先発は高橋京介投手。１回表。二死から、田中健選手が死球、松本選手と野坂選手が連続四球で満塁。あれ…？ここで米田選手が２点適時打。新日鐵住金かずさマジックが先制。
更に２回表。先頭打者の宮澤選手がソロ一発。バックスクリーンに近い左翼スタンドイン。よく飛んだなあ。更に二死から、小林選手が死球で出塁すると、田中健選手がヒットで続き、ここで松本選手が左中間前に適時打。しかもこれを中堅手がファンブルしたので二塁まで進塁（一塁走者の田中健選手も三塁へ）。この後は続かなかったけれど…なあ…。結局、高橋京介投手は２回でマウンドを降りることに。前回見た時も、印象が悪かった投手じゃないんだけどなあ…どうしたことだ…。
この後は、３回から登板した金子投手が頑張っていたのだが。６回表。宮澤選手が二塁打で出塁。なお、この二塁打、左翼横フェンスとグラウンドの境目にはまったらしく、出てこなくなって二塁打扱いになる、という珍しいプレーに。この日は別の場面でファウルがバックネットに当たってそのまま嵌って落ちてこないとか、不思議なプレーが２つあるという。閑話休題。宮澤選手は中飛タッチアップで三塁まで行った後、小泉選手の左翼へのフライを左翼手が落球。えええええ。小泉選手は一塁コーチャー川瀬選手に指示されて慌てて二塁へ。流石にちょっと面喰らったかもなあ…。ともあれ新日鐵住金かずさマジックが１点追加。
７回表。この回から鈴木投手が登板。が、野坂選手が四球で出塁すると、米田選手がヒットで続き、更に代打田中克選手が四球で満塁。ここで、宮澤選手が左翼にグランドスラム…！鈴木投手はこれでノックアウト、冨田投手が後続を断つけれど、このグランドスラムは厳しいなあ…。
更に９回表。冨田投手がここまで続投していた。代打岡選手がヒットで出塁すると、途中からマスクを被った小関捕手が適時二塁打！とうとう10点の大台に。この後も宮澤選手の強烈なピッチャー返しのヒットと、ワイルドピッチが絡んだ後、更に途中代打から登場の中野選手が四球で続いて満塁となるも、ここは１点でなんとか抑える。
新日鐵住金かずさマジックの先発は山川投手。こちらも正直、予想外だった。しかも被安打１と悪くない投球だったのに、２回無失点で交代（理由は後日の運用を見てよく理解したけれど）。３回からは橘投手が登板。４回裏に、リーガー齋藤選手が四球で出塁すると、小林選手がヒットで続き、右飛での二塁走者タッチアップを挟んだ後、長谷川選手が死球で満塁となる場面はあったものの、それは抑え。５回裏には森井選手の打球が三塁ベースに当たってヒットになるというハードラックも、牽制死。更に６回裏の大塚選手のヒットも牽制死と、自らを救うプレーを見せながら、合計４イニング無失点。７回からは本多投手が登板し、四球の走者を併殺にとったり、８回には代打栗山選手のヒットが出たものの、盗塁死だったりと、やはり無失点。９回裏は西村投手が登板し、大塚選手が二塁打で出塁するものの、その先が続かず。新日鐵住金かずさマジック投手陣、なんだかんだで完封リレーとなる。正直、こんな試合になるとはなあ…。予想外。
この試合での印象は１回表。米田選手の２点適時打で、二塁から松本選手が本塁に帰ってきた時。本塁に滑り込んだ後、「よっしゃ！」と言わんばかりに跳び上がって喜んで、ベンチに戻っていった。…こんなに喜びを現すような選手だっただろうか。後日、毎日新聞のこれとか、これとかのコメントを見ていても思うのだが、もしかして、１点１点をとても重く見て、だから跳び上がって喜んだのだろうか。都市対抗予選だから。とても大事だって、理解しているから。社会人野球はルーキーだけれど、御家族（お父様もだよね）が社会人野球には関わりがあるから、話も聞いているのかもしれない。それにしても、NPBからの移籍でも、社会人野球を全く舐めていないようにも見えて。…なんだかそれが、とても嬉しい。
