日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

6人制総合東部決勝リーグin三菱東京UFJ銀行池尻クラブ体育館(3/7記載)

地域リーグは3シーズン振り。池尻は久々。いつ以来だっけなあ…。そして4シーズン振りにこのリーグのパンフを手に入れたよ(あ)前のが4年前だよ…(たぶん騎西開催時以来。アザレアがぶいぶいいわせてた頃)。なお、当日まで前週の帳票が出ていなかったので、状況が全然分からない事態に。順位だけは最初の週の帳票と、速報で出ている勝ち数数えてなんとか…。

  • 第1試合、新日鐵住金君津vsトヨタ車体。全敗同士の対決で、フルセットで新日鐵住金君津の勝利。全敗同士とはいえ、それとも全敗同士で戦力が拮抗しているのか、白熱した面白い試合に。トヨタ車体全然分からないや、と思ってたけれど、4年前のパンフ見たけどメンバーがあまり変わらない、という状況だったので、たぶん半分ぐらい見たことあるんじゃないのという(あ)いや、宮田選手は流石に覚えていたけれど。髪縛っておられるし、見た目もとても分かりやすい華やかさでいらっしゃるし。WSは田代選手と市古選手でお二人とも180cm越えてて攻撃の要、OPの白元選手は守備型かな、MBの竹川選手も頑張っていて…って、対角の山本選手が170cmしかなくて驚く。でもブロック*1飛ぶと、あまり他の選手と差がなくてあれ?と。まあ、そんなに大きい選手がいないのもあるんだろうけど。流石に途中から、コーチ兼任の大ベテラン(47歳!)渋谷選手に代わってはいたけれど(184cm)。リベロは安部選手と前田選手でディグ専門とレセプション専門があるっぽい。が、どっちがどっちだかチェックしてなかった(え)どうでもいいのだが、トヨタ車体はパンフの写真変えない?(え)もさっとした髪型で皆さん写ってるけど、実際はもっとさっぱりしてるよ、田代選手とか竹川選手とか。一方の君津。お久しぶりの白川選手がOPでおられる。というか8年振り復帰!?(パンフより)藤代選手と中村選手以外は全員180cmあるんだね。サイドの攻撃力に頼る場面もあるけれど、MBも奮闘。特に宇野選手は打数30本越えてるんだ。フルセットまでいってたし、本当に互角だったんじゃないかなー。
  • 第2試合、FORVAL BONDS vs 三菱東京UFJ銀行。3−1でFORVAL BONDS。FORVAL BONDS初見。お噂はかねがね。FORVAL BONDSの監督見るとは思ってなかった。時間がたまたまあったのかね、朝日健太郎氏。…大学時代よく知ってる選手が、国会議員になるとは思ってもなかったが。しかも6人制総合で見るなんて、思ってもいなかったのだが。とりあえず、米山選手と橋本選手が縦(190cm越)も横も(あ)デカい。米山選手がWS、橋本選手がMBなので、たまに肉壁ブロックどーん(肉壁言うな)。国士館OBの米山選手、知人に訊いたら元々セッターだそうで。…いや、FORVAL BONDSではバリバリエースだけれども。試合途中で見せたバックトスは確かに綺麗。一方、三菱東京UFJ銀行。田村選手が監督兼任とか。監督兼任選手と言うか、監督兼任エースですがな。若い頃と変わらぬガンガンっぷり。伊藤選手と共に前から知っている選手なので、2選手とも頑張ってて凄いなー、と。お仕事大変だろうにね。そしてとても目立つセッター、龍選手。運動神経凄いなあ。動きのトリッキーっぷりというか、この体勢でそこトス上げる、というびっくりなことも。ジャンプサーブのキレっぷりとか(サーブ効果率20%越)。東海大はこういう選手が普通にいて、6人制総合に流れてくるのだから、空恐ろしいなあとも。まあ、三菱東京UFJ銀行のバレー部には東海大ラインはあるみたいだけど。どちらもMBは結構頑張ってたけど、3−1というスコアになったのは、三菱東京UFJ銀行が田村選手に頼りがちになっちゃうのと、FORVAL BONDSはもう片方のWS・福澤選手(パンフに記載がなくて帳票を頼りに)もOPの松田選手(こちらも国士館OB)も、バックアタックに入れる多彩さの利もあり。田村選手も最後は疲れもあって、ベンチ下がっちゃってたしなあ。
  • 第3試合、サフィルヴァ北海道vsトヨタ車体。ストレートでサフィルヴァ。まだヴォレアス見てないのにサフィルヴァを見る、という謎の書き手になっているのだが。トヨタ車体がこの日唯一のダブルヘッダー、というか…トヨタ車体、全日程ダブルヘッダーって凄いスケジュールだったんだよな。東京の試合もこの日だけ参加だし、北海道は不参加だったし。予算とかお仕事の関係ではあろうが…。まあ、そういうこともあり、結構なボッコボコ、で…。サフィルヴァ自体も東京海上アイシン精機に負けてしまったけれど、それ以外は勝ってて所謂「上位陣」だったし。見ている方がちょっとしんどかった。最後の最後に竹川選手が足痛めて下がってたしね…。これで試合は終了とはいえ、お大事に…。正直、サフィルヴァは上位陣との試合が見たかったなー。第3セットに大幅な選手入替もしていたし、選手がいまいち掴めないまま終わっちゃった感で。
  • 第4試合、東京海上vsアイシン精機。全勝同士の対決。…東京海上が優勝争ってるって変な感じ(前回優勝してるのに)。ずっと最下位だった頃の印象がどうしても、ねえ。勿論、当時の選手の面影は監督にしかなく(西川監督は大学時代から存じ上げているが)、若い選手で構成されているけれど。そして見ているようで見ていない、というアイシン精機。こちらも若い面々なのかな。最初はアイシン精機ダッシュ。OPの山下選手がスパイクとサーブでがっつんがっつん、だが、MBの只隅選手もかなり強烈なクイックを叩き込んでくる。その二人だけでなく、割とセッターの林選手がトスを散らしている。が、東京海上がWS濱中選手のスパイクとサーブを中心に立て直し。MB立木選手(慶大OB。東京海上は慶大多いねえ)のジャンプフローターもなんだか妙に効く。サービスエースもとったりして、対角MBで同じく慶大OBの上田選手の蹴りが入ったりしてた(え)上田選手は上田選手でクイックと、なかなかの熱さが印象に。こちらもこちらで、セッターの高橋選手が好調の濱中選手に上手く頼りつつ、徐々に攻撃を多彩にしていく感じに。…山形大、か。東京海上も色々な選手が入るようになったのだなあ。で、アイシン精機で奮闘していたWS辻選手のスパイクが、ちょっと東京海上に上手く処理されるようになってきて(ディグとかブロックとか)、東京海上はそれまで守備型っぽくて地味(失礼)だったWS大保選手(同大OBというのも珍しい感)が、硬軟取り混ぜて攻撃を仕掛けてきて。最後の最後にそれが上手く嵌って、東京海上が3−1で逃げ切った形。だから、帳票上はアイシン精機の方が数値高いんだよね。面白い試合だった。なんか、どちらもいい味が出てるチームで。
  • さて。正直この書き手のレポートよりも、今回「1000万人都市の片隅から」様がレポートを書いてくださっており、そちらを読んで頂いた方がいいのではないかとも思える。選手の皆様がどういう球歴を辿ってここにたどりついたのか、書き手よりもお詳しいし。そして、こちらのエントリも、じんわりと。書き手がこのリーグ(勿論当時は「地域リーグ」)に行くのを決定的にしたのは、やっぱり大学時代を知っている選手だった。でも当時Vリーグ(現在のVプレミア)も実業団リーグorV1リーグ(現在のVチャレンジ)も見に行っていたから、スケジュールがうまいこと空いたから地域リーグに行けた、という話もあったのだが。そして観に行ったらその選手がいなくて、代わりに同じ大学の別の選手がいた、という笑い話(悪いのは月バレの誤植。進路誤植するんだから酷い話だ)。そしてその別の選手が書き手のツボであり、今でも永遠の好きな選手、であるわけなのだが。ただ、最近の傾向とは違って、当時は数シーズンに渡って頑張っておられる選手が多かった。つい数シーズン前に二度目の現役を終えた富士通の野澤選手と最初に遭ったのも、このリーグだったのだし(最初に見に行った当時は、入社2年目だった。当時はまだ二部見に行ってなかったので、野澤選手の大学時代も存じ上げない)。バレーを好きな大人たちが、ぐだぐだしながらも何年もバレー楽しんでやっちゃう姿を見るのは、個人的には楽しい。もう隠居なので、大学時代から知っている選手がいるシーンはないのだけれど、それでも、スケジュールが空いていれば見に来ちゃうのかな。別に何を見にいくのでもなく。ふらりと。

*1:久々にサージェントジャンプって言葉を使ったのだが、本当はサージャントジャンプと言うらしくてちょっと赤面