日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

昨日は天皇杯3日目見てきた

雑感箇条書き。

  • まずは写真1。試合前アップ。先日の柔道グランドスラム東京がすっかすかだったがレスリングは毎回こういう感じ。みっちみち。
  • 代々木第二体育館のトイレは1階部分にあるのだが、レスリングの試合ではその通路でアップしていたり、通路の横、丁度上にはスタンド席が作ってあるようなスペースにマットだの簡易ベットだの置いてストレッチとかトレーナー治療とかしているので、とにかくその通路で選手に出会う率が高い。トイレ行くたびにリオ銀メダリストと擦れ違うとか。で、それで、右目に貼る眼帯しているひとと擦れ違う。…ああ、昨日タックルを顔で受け止めてた高谷大地選手…(遠い目)
  • テレビ放送の関係で、準決勝と決勝の間が約1時間空いた。が、表彰式にグラップリング紹介など、あまり間がある感じはなく(トイレ休憩とかもしてたし)。グラップリングは個人的には面白い。締め技関節技好きだし(あ)あと、表彰式の吉田沙保里選手が綺麗だったー。髪つやつやさらさら。パンツスーツ格好いいし。この日テレビ解説だったからおめかししてたのかな。
  • テレビ放送も見た。ライブ放送は金メダリスト女子2選手と樋口選手の男子フリースタイル61kg級だけか。男子グレコローマン59kg級は録画途中から放送。まあ…時間的に仕方ないかな。男子やってくれただけでも。
  • 日本レスリング協会の、結果と、健闘選手の声・女子男子フリースタイル男子グレコローマン、でもって優勝選手の声を参考に。各階級話は決勝実施順にいく。
  • 男子グレコローマン59kg級。結構、各紙は「太田選手が負けた」的な記事が多い(これは日刊スポーツ)。ただ、文田選手もかなり強豪選手だからねえ。実際、太田選手も負けたことはあるし。決勝で点の取り合い、となる試合は珍しいかもしれない。太田選手が技をまともに食らってるシーンが多かったのは、文田選手が凄いからなのかな。太田選手って、上手く体勢を変えてダメージ最小限にすることが多いイメージなので。で。田野倉選手は力が衰えたとか言ってるけれど。ただ、3回戦敗退はそこじゃなくて、試合途中でおもいっきり膝打ってて(サポーター巻いてる箇所だからたぶん古傷かなんかで)、その後力入れられなかった、んだろうなあ、とは。まあ、確かにグラウンドがとれなくなったのは、田野倉選手には厳しいかも。パーテールポジションの相手をぶん投げるの、得意だったものね。この階級は年齢的にも丁度世代交代が見られるようになってて、そこは太田選手のコメント「ひとりでやっていてもつまらない」が、一番感じ取ってるところなのかな、と思わなくもない。幸い、この日文田選手となかなかいい試合をしていたバンダナ兄ちゃん河名選手がどうやら続けられるようなので、ちょっと良かったなあ、と。バンダナは次から何色になるんだろうか。今まで専大のスクールカラー(緑色)だったけど(何を気にしているんだ)どうでもいいけど河名選手、全日本グレコローマン選手権、71kg級で出たのか…。すぐ上の66kg級でもなく。普段の体重が66kgより重いのかしら。それで59kg級絞るの大変そう。なおその大会の決勝の相手は(普段はフリースタイルの)高谷大地選手だったり。高谷大地選手のグレコローマンがどんなのかは気になるぞ。閑話休題。でもって、個人的に気になるのが、高校生の神田選手。1回戦と2回戦、いきなり大学生相手にぼんぼん投げ技かましてテクニカルフォールだよ…。3回戦の桑山選手は、それまでに研究していたのか(その前に負けた同門の先輩・松井選手に話を聞いていたのかなあ)、かなり投げ技に入られそうなのを警戒してかわしていたけれども。
  • 女子58kg級。川井梨紗子選手、決勝まではもう強い強い。階級1つ下げたけど、元々この階級。そりゃあ強いはずで。が、決勝は、御本人はいいレスリングが出来なかったとの反省の弁。…そうじゃないよな。浜田選手も強いんだよ。元々53kg級、でも相手が強大で。でも53kg級からあげた理由が少々不明だったのだけど、そうか、減量がきつかったか。…58kg級、ちょっと楽しみになってきたかも。
  • 女子69kg級。強いよ土性選手…。上背がない分重そうな体型ではあるのだけれど、身体のさばきとか本当に速いからびっくりする。パワーは勿論あるし。この階級は暫く土性選手の独壇場かもしれない。
  • 男子フリースタイル61kg級。57kg級銀メダリストの樋口選手が普段より1つ重い階級に。61kg級には傍迷惑(言うな)。いや本当に災厄レベルで強かったよ…。というか、コメント聞いている限り、来年は61kg級で出るの?マジ?しかし、あれだけ強いのに、普段の見た目はどこにでもいるぽっと出の少年っぽいのはなんだろうねえ。決勝は1学年後輩の嶋江選手とだったけれど(嶋江選手もかなり強い勝ち上がり方してたよ)、嶋江選手の先輩に見えない樋口選手だったとか(あ)ちなみに、スポーツ報知でかなりアスリートとして駄目発言(あ)してるが、この写真、2連覇じゃなくて普通にピースサインしてるだけに見える…。階級違うと連覇な扱いじゃないし。まあ、2階級制覇、の意味かもしれないけど。で、実は先日の世界選手権代表・有元選手が、初戦で姿を消すという波乱。菊地憲選手とはかなり点の取り合いになってて、ああなっちゃうと流れなのかなあ、とも思わなくも。あと、高安選手のシングレットが格好良かった。桜の花びら散っててね。青シングレットは見ようによっては雪が舞ってるようにも見える。高安選手はベテランで(所属の「高安組」はもしかして家業?)長く続けていらっしゃる選手なので、身体がもつまで続けていってほしい選手の一人。
  • 女子53kg級。宮原選手に大差で勝った(ただし1ピリオドの3分で全得点が入って、2ピリオド目はまったく点が入らなかった)向田選手…強いなあ…。あ、宮原選手のコメントにあったけど、やっぱり向田選手が左構えなのか。レスリングでは右構え、左構えって言うのね。柔道で言うところの右組み左組み。対戦すると、柔道のケンカ四つみたいな感じになる。別の男子の対戦で、もっと判り易い「ケンカ四つ」的な対戦があったんだけど、どの対戦だったか失念…。
  • 男子フリースタイル74kg級。高谷惣亮選手のパフォーマンスはやはり恋ダンスだった(そこかよ)。と言いつつも、日刊スポーツのコラムでいい記事を書いてもらった。試合直後の場内インタビューでもそうなんだけど、相手の山崎選手のことを本当に褒めていた。ベテランの境地、なのかな。高谷惣亮選手も若い頃から知っているから、不思議な感覚だけど。ちなみに日刊スポーツのコラムの写真を良く見ると、左の鼻の穴が広がってるように見えるけれど、これは決勝の途中で(たぶん山崎選手の頭が当たって)出血した痕。ちなみに、山崎選手との決勝戦もそうだけど、浅井選手との準決勝も、お互いタックルが警戒されていて体勢が低くなり「地を這う」レスリングみたいな感じになってて、あれはあれで面白かったり。一方、山崎選手。凄い動きが速い選手という認識。それでも高谷惣亮選手を相手にすると、タックル入れないんだから、高谷惣亮選手も凄いなあとは思うのだけれど。2回戦の、早大の先輩・北村選手との試合は僅差に。正直、あれは山崎選手の動きが速くて捕まえられなくて、最後は勝ち逃げな感じに。実は個人的に、昨年の剛の者な3位決定戦とか、グレコローマンやった時の話とか、結構この辺もあって北村選手を結構気に入っているので、この試合は悔しかったんだけれども。まあ、先輩で手の内知ってたのもあるんだろうけどなあ。北村選手、楽しみたい気持ちがあるなら続けてほしいけどなあ。だめかなあ。ただ、その後の山崎選手と奥井選手の準決勝は凄い試合になってた。あれだけぶつかりに行けるなら、北村選手相手にもとは思わなくもなかったけど(あ)ところで、書き手の後ろで、山崎選手と奥井選手の対戦を「野生のゴリラと動物園のゴリラ」ってのたまった方はどなたですか(あ)たぶん前者が奥井選手だと思うのだけれど(おい)吹きそうになったよ…。
  • 男子グレコローマン71kg級。この階級の選手、妙に組み手ががちゃがちゃすることが多かった。組んで上半身の力で戦うグレコローマンだよね…。決勝は、花山選手もここまでの勝ち上がりが強かったけれど、泉選手が上手く運んだかなー、という感じ。花山選手のコメントで気づいたけれど、そうか、愛媛出身者が多いのか。来年の愛媛国体で頑張らなきゃいけないひとたちか。


  • で、写真2と写真3。これ、男子グレコローマン71kg級決勝の、泉選手のセコンド。泉選手の所属は一宮グループ。ちょっと待て、そこのクリナップ。正体は田野倉選手。実は泉選手とは仲良し(泉選手が日体大で1つ先輩)。仲良しだからセコンドに入るのは分かる。分かるが、自分の所属そのままでセコンド入ったひと、初めて見たよ…。なんというか…昨年のハグといい、田野倉選手、自由だな…。