日常ツバメガエシ

スポーツ観戦好きの諸々スポーツ話

天皇杯行ってきた

今年は日曜から3日間という日程だったのだが、行けたのは本日の最終日のみ。日曜オシゴトだったしね…。
というわけで階級別に。順番は決勝戦が行われた順。

  • 男子グレコローマン98kg級。斎川選手がとにかくお強い。これで本当にピーク時の3割ぐらいの練習量なのかと。全体的にテクニカルフォール祭。これは個人の実力差があると思っていいのか、はてさて。ちなみに斎川選手の最後のテクニカルフォールは秒殺*1。ひいい。
  • 女子63kg級。渡利選手が一歩リードかと思ったら、決勝で4点投げ技を出した伊藤選手がビッグポイントでの勝利。今回は3位だったけど、村田選手が63kg級に慣れたらまた混沌としそうな気配。
  • 男子フリースタイル57kg級。シード1位の高橋選手、いきなり初戦が湯元進一選手相手。それってどうなの…。いくら湯元選手が暫く休んでいてノーシードだとはいえ、シード1位と五輪銅メダリストをいきなりぶつけるとか。なんという。更に、実は3回戦のvs樋口選手戦で大苦戦。どうでもいいが、高橋「ゆうき」選手vs樋口「れい」選手なので、名前だけ見たら女子っぽいと(え)ポイント的には樋口選手が終盤まで2点リード。最後もそのまま逃げ切った…!と思ったら、高橋選手側からチャレンジ。最後の方で攻めてたから?と思ったら、チャレンジの結果は高橋選手に1点、ということはチャレンジ自体は成功なのかな、でも点数足りない…と思ったら、なんと勝者が高橋選手に。観客もぽかん、そして樋口選手のセコンド=日体大のコーチが激昂して審判に詰め寄る。…って日体大のコーチって湯元健一氏だよな。監督の松本慎吾氏も一緒に詰め寄って(ある意味豪華)、審判の説明を聞いて、あんまり納得をしないままに引き下がった感じ。その後で場内説明があったのだけど、樋口選手は終盤までにコーション2がついていて、高橋選手の猛攻をかわす際に、高橋選手のシングレットを掴んでしまったそうで。シングレットを掴むのって禁止事項なのだそうな。日本レスリング協会のこの辺の記事参照。これでコーション3つ(+相手に1ポイントなので、高橋選手に1点入った)になり、樋口選手は警告による失格となったという。…説明なければ分からないよなあ、これ。結果的に、決勝はその高橋選手とシード2位の森下選手の対戦となり、お互い隙を窺ってあまり動きのない試合であったけれど、森下選手がポイントを重ねて勝利。
  • 男子グレコローマン59kg級。シード4選手が順当に勝ち上がり。とはいえ、田野倉選手は初戦のvs文田選手戦で苦戦。文田選手も勿論有望な選手だけれど(そういえば今年の国体で、文田選手が田野倉選手に勝ってるんだね)、田野倉選手、そんなに万全な体調ではないのかな、という印象も。結局、準決勝で倉本選手に負けて、三位決定戦は負傷棄権してたぐらいだし。一方、太田選手が準決勝でなんと長谷川選手を打ち破り。太田選手は歓喜のバック宙。どうでもいいが、太田選手と長谷川選手と言うと、今年のアジア大会を思い出すのだが。地味に吉田選手が鬼発言のアレ。ただし、決勝ではお互いポイントをとりまくるも、倉本選手が隙をついてフォールで決着をつける。太田選手も4点投げ技とか出してたんだけどね。
  • 女子58kg級。58kg級はエントリー人数が少ないので、伊調馨選手は準決勝からだったのだが、まあとりあえず負ける気はしなかった。ただ、決勝戦は久々に消極的だったような。
  • 女子53kg級。はーい吉田選手ありがとうございましたー(おい)。4試合中、テクニカルフォール2回、フォール2回。決勝、世界選手権55kg級優勝者の浜田選手なのに、秒殺でフォールして一蹴、って…(戦慄)
  • 男子フリースタイル74kg級。高谷惣亮選手、試合を実施していくうちに、右足を引きずってることに気づいた。決勝戦もいきなり嶋田選手が4点投げ技と場外押し出しで5点のリードだった。が、それでもテイクダウンを奪っていってポイントで上回って優勝し、優勝後のパフォーマンスALSOK体操を見せ(ちなみにようかい体操(日刊スポーツより)ブレンドされていた様子。知らんって)、インタビューも明るく「初戦で膝の靭帯切っちゃいまして」おおおおおい!(激しくツッコミ)靭帯損傷って当たり前のことなのか、レスラーには…。流石に試合後は(気持ちも切れたのもあるだろうけど)相当痛そう。なのに、その後の天皇杯受賞してしまって、もう一度リングに上がって表彰台に上らなきゃいけなかったわけで。何?天皇杯って罰ゲームなの?膝やってるとマジで段差きついって…。

*1:開始から1分未満